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ピカピカステンレスが眩しい「千成飯店」で焼き餃子を食す 

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東京餃子通信編集長の塚田です。

鈴木隆祐さんの「愛しの街場中華」を読んで以来、ずっと宿題店になっていたお店が大森にあります。

愛しの街場中華 『東京B級グルメ放浪記』2 (光文社知恵の森文庫)

愛しの街場中華 『東京B級グルメ放浪記』2 (光文社知恵の森文庫)

 

 

大森に行ったタイミングがたまたま臨時休業だったりとタイミングが合わずなんだかんだで1年弱の時間が経ってしまいました。

先日大井町に用事があったついでに一駅足を伸ばしてようやく訪問することができました。

そのお店の名は「千成飯店」。

大森駅山王口から歩いて3分。羽根つき餃子の老舗店「大連」に行く途中にある街場中華のお店です。

www.tokyogyoza.net

この日はオレンジの看板に電気が灯っていました。

ようやくお店に入ることができます。

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入り口には街場中華の必須アイテム、食品サンプルが並んでいます。

餃子はなぜかひだが上向きで並べられています。

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店内に入ると、とても優しそうなご夫婦が迎えてくれました。

カウンター脇の2人用のテーブルに案内されました。

 

「愛しの街場中華」によると、こちら「千成飯店」は厨房のステンレスがピカピカに磨かれるているとのことだったので、厨房を覗いてみると本当にピカピカに輝いています。

驚きの輝きです!

こんなにキレイな厨房に出会えるだけで幸せな気分になれますね。

 

都内に「千成飯店」や「千成亭」とうい店名の中華料理店が点在しており、平井の千成飯店で修業をした修業をした方たちが暖簾分けで広がっていったお店らしいく、どのお店も厨房がピカピカとのこと。皆さん師匠の教えを守っているのでしょうね。

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壁にはメニューの短冊がびっしりと。

餃子と瓶ビール、そして夜だけのメニューのスープ豆腐を注文しました。

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スーパードライで喉を潤しながら餃子の焼き上がりを待ちます。

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先に運ばれてきたのはスープ豆腐。

薄めの味付けの鶏がらスープの中に、豆腐、白菜、ネギが入った野菜たっぷりのスープ。

ポン酢醤油やラー油を入れて味を調整しながらいただきました。

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続いて焼き餃子。

外のサンプルはひだが上でしたが、普通に焼き目を上にしてでてきました。

焼き目はやや薄焼き気味です。

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サイズは8cmの皮をつかった一般的な大きさです。

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ひだの並びが均一で美しい。

ものすごく丁寧に包んでいるのがわかりますね。ご主人の人柄が反映されているようなきっちりした餃子です。

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餡の味付けはニンニクがしっかり効いた懐かしい感じ。

よく練った豚肉とキャベツとネギのオーソドックスな食材をつかっています。

キャベツは水気を絞り切らずに、少し形も残しているのが特徴です。

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酢醤油で味を調整していただきました。

ビールとでも、ご飯とでもどんなシチュエーションでもこなす、万能タイプの餃子でした。

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なんだかんだで30分以上は店内にいたのですが、他のお客さんがいるときもいないときも「千成飯店」のご夫婦は一時も手を止めることなく、皿洗いやテーブルの整理、厨房内の片付けなどを続けていました。

これぞ町中華の鑑とも言うべきお店。

こういうお店は1日でも長く続いて欲しいですよね。

千成飯店

食べログ 千成飯店