東京餃子通信

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一見すると水餃子の様なパスタ「チャルソンス」は甘かった【三軒茶屋】

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東京餃子通信編集長の塚田です。

以前、料理芸人のクック井上。さんがdressingというサイトで紹介していたチャルソンスというイタリアンな餃子を紹介していました。世界の餃子ハンターでもある私は興味津々。

www.gnavi.co.jp

先日ようやくクック井上。さんにお願いして、記事で紹介をしていた三軒茶屋の「ペペロッソ」に連れて行っていただきました。

三軒茶屋駅から徒歩3分ぐらい。赤く塗られた可愛らしい雰囲気のお店です。

イタリア各地の料理を扱っていて気軽にイタリアンを楽しんでもらうのがコンセプトのイタリアンレストランです。

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間口は狭いのですが、店内に入ると奥行きがありかなり広々としています。

内装も可愛らしく良い雰囲気。メニューのデザインも素敵ですね。

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パスタも色々な種類があります。それぞれ地方によってパスタの種類も味付けも違うのですね。これは興味深い。

左下にお目当てのチャルソンスもありました。イタリア語ではCjalzons di patateと書きます。

フリウリ=ベネチア・ジュリア州というイタリアの北東部、オーストリアとスロベニアとの国境付近の地域の家庭料理です。

イタリアの中でもかなりマイナーなパスタらしく、チャルソンスが食べられる店は相当珍しいのだとか。

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パスタを何種類か食べ比べもしてみたかったのですが、この日4軒目のはしご中でかなりの量の炭水化物を摂取していたのでタンパク質でバランスをとるため、前菜にはハムの盛り合わせをいただきました。

味もさることながら盛り付けが美しいですね。

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赤ワインを飲みながらつまむハムはうまいですね。

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ワインとハムを楽しんでいるとシェフの今井さんから「クックさん、良かったらパスタを包んでみます?」とのありがたいお誘いが。

クック井上。さんと一緒に来て良かった。遠慮なく私も便乗させていただきました。

今井さんにチャルソンスの包み方を習うクック井上。さんと私。

皮の材料は強力粉と塩、水のみ。卵は使われていないので餃子の皮に非常に近いです。

餡の具材は肉ではなくジャガイモとドライイチジクをペースト状にしたものです。

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こちらが見本です。

縁の部分をねじりながらとめるタイプの包み方です。

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餃子の包み方ことなるので最初は手こずりましたが今井さんが丁寧に教えてくれたのでなんとなく形にはなりました。

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包んだ後の調理はシェフにお任せして席で待ちます。

赤ワインからチャルソンスと同じフリウリ=ベネチア・ジュリア州のワイナリーPitarsの白ワインに変更。

ぶどうの甘さが心地よいワインです。

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そして待ちに待ったチャルソンスの登場。

甘い香りがします。シナモンやカカオ、塩、砂糖、バターで味付けされたソースにからめられ、仕上げにクルミ、ミントの葉、リコッタチーズがまぶしてあります。

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パスタに絡んだソースは焦がしバターの良い香りと甘くて塩気のあって美味しい。こんな味のパスタを食べたのは初めてです。

スイーツのようでもありますが歴としたパスタ料理です。

この甘い味付けが先ほどのPitarsとよく合います。

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事前情報はあったとはいえ、甘いパスタにはとても驚きました。やはり視覚から入ってくる情報に脳が騙されてしまうんでしょうね。

今回はチャルソンスのみになりましたが、ペペロッソでは西田さんが作るイタリアの各地方のパスタは改めて食べに来たいですね。

 

ペペロッソイタリアン / 三軒茶屋駅西太子堂駅
夜総合点★★★★★ 5.0