東京餃子通信編集長の塚田です。
前回紹介した「食神 餃子王」ともう一つ変わった名前の餃子店を調布からおとどけします。
「ギョウザモータース」という店名なのですが、ギョウザ屋なのかバイク屋なのか分かり難い名前です。
事前の調査では餃子屋らしいとういことが分かったのでお店に足を運ぶことにしました。
電気通信大学からは甲州街道を新宿方面に進んでガソリンスタンドの角を入ったところにギョウザモータースはあります。
駅からは徒歩で6~7分というところでしょうか。
店内はかなり狭くカウンターとテーブル合わせて10席あるかないか。遅い時間ということもあって地元の常連さんっぽいかたが何人か盛り上がっておりました。
店内はギョウザ店というよりもアメリカンなハンバーガー店やバーのような雰囲気の小物が並んでいます。バイク好きの店主さんの趣味なのでしょう。
ギョウザメニューは5種類。その他軽くつまめるおつまみメニューもそこそこ充実しています。
カウンターには焼酎がずらりと並び、霧島は白霧島、黒霧島、赤霧島、そして茜霧島とずらりと取り揃えられていました。
焼酎に気持ちが傾きましたが、外は暑く炭酸系でゴクゴク行きたかったのでハイボールを注文。
ギョウザと数量限定のトリカワギョウザを注文しました。
まずはトリカワギョウザ。2個で280円。
ギョウザの皮の代わりに鶏皮でギョウザの餡を包みカリッとあげた一品です。手羽ギョウザと並びギョウザの定義論争を呼び起こしかねませんが、美味しければ正義。
カリッと揚げられたトリカワギョウザの表面には塩コショウでシンプルに味付け、そこにレモンを搾ってさっぱりといただきます。
皮のなかには餡がしっかりと詰まっていて、餡がトリカワの油を吸ってかなりジューシー。
ハイボールとの相性バツグンです。油断すると食べ過ぎてしまうので、お一人さあ2個限定は妥当でしょう。
続いてギョウザの登場。一皿に6個並んで380円。
焼きムラはほとんどなくとても美しい焼き上がりです。この焼きの技術であれば味も期待できそうです。
サイズは一般的な大きさです。
皮はやや厚めで丁寧に手包みをされています。食べた瞬間に焼き面のカリッとした食感とヒダのモチっとした食感と対照的な食感を同時に感じられるのが素晴らしいです。
餡の味付けがとてもしっかりとしているのでタレなしでも十分美味しい。お酢をさっとかけて食べても良さそうです。カウンターには出されていないので店主さんにお願いすると出してくれます。
味の表現は難しいですが家庭のギョウザをお酒を美味しく飲めるように思いっきりチューニングした感じのギョウザです。下味がしっかりしていますが味付けは濃すぎず、香味野菜も控えめにしているのがポイント。簡単そうでこのバランスが難しい。
奇をてらわずに、皮の厚さも焼き方も、餡の味付けも、全般的にバランスがとても良い基本に忠実な良いギョウザでした。次回は野菜ギョウザやニンニクギョウザも食べ比べをしてみたいですね。
調布は数年前にダンダダン酒場の一号店に来て依頼の久しぶりにやってきたのですが、名前に特徴のある餃子店が色々生まれる街ですね。ちょっと興味を持ちました。
まだ3店舗しか訪問できていないですが、近隣でオススメの餃子店があったら教えてください!
ギョウザモータース (餃子 / 調布駅、布田駅、国領駅)
夜総合点★★★★★ 5.0