東京餃子通信編集長の塚田です。
前回、野毛の「萬福」でカレー焼麺と餃子を堪能したあと、少しお腹に余裕があったので、もう一軒ぐらい新規開拓をしようと野毛の町を散策しました。
日の出町駅から伊勢佐木モールに向かって歩いて行き、伊勢佐木モールの交差点の一つ前の路地を入ったところに「ふく龍」という黄色い看板を発見。
日に焼けた赤い暖簾がいい味を出しています。
店の上の看板には「餃子会館」と記され、左下の看板には「台湾料理」と書いてあります。台湾風の餃子が食べられるのでしょうか?
オレンジ色のカウンターとテーブル席が並ぶ町中華の雰囲気のお店。大女将的なお母さんが接客をしてくれます。
壁にはオススメのメニューが並んでいます。
ホルモン料理、エビ料理、排骨系、鶏そば系が人気のようです。テーブルの上にあったメニューをみても台湾料理っぽさはあまりなく、中華全般の品揃えでした。
餃子は調理方法が、焼き、揚げ、ゆで、水から選べます。
揚げが2番目に来ているのが珍しいですね。揚げに自信があるのかもしれません。水はスープ餃子でしょうか?
炒排骨、豚肚湯なども気になりましたが、お一人様の二軒目だったため餃子とビールのみに絞ることに。
餃子もまずはオーソドックスに焼きにすることにしました。
瓶ビールはキリンラガー。アサヒスーパードライも選べるようです。
WINDSからだいぶ離れているので店内のテレビは競馬ではなく、夏の甲子園の神奈川予選を放送していました。
高校球児の全力プレーを見ながら飲む瓶ビールはうまい!
しばらくして餃子が運ばれてきました。
お皿も含めてとても雰囲気のある餃子です。
焼き加減も良いですし、形が整っています。
薄めの皮をつかってひだを深めに5カ所。薄皮なのに弾力のある良質な皮で、パリッとモチっとの両方の食感が楽しめます。
餡はキャベツとニラ多めで豚肉と一緒にかなり練りこんであります。ねっとりとした独特の食感。片栗粉か何かを餡のつなぎに入れているのかもしれません。
にんにくもガッツリと聞いています。
ラー油の砂の部分が薬味として用意されていました。これは良いですね。
餃子自体に下味がついているので超薄めの酢醤油にラー油の砂を入れたタレを、餃子にたっぷりつけていただきます。
辛味だけじゃなく旨味を足してくれるので、餃子がさらにレベルアップします。
ややピリ辛になるのでビールもすすみますね。
2軒目だったので餃子のみでおいとましましたが、メニューを見る限り台湾料理店ぽくはなかったので、餃子会館が主ということで勝手に納得しました。
この餃子は是非揚げ餃子で食べてみたいので、また訪問したいと思います。
餃子会館ふく龍 (台湾料理 / 日ノ出町駅、伊勢佐木長者町駅、関内駅)
昼総合点★★★★★ 5.0