東京餃子通信

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新橋の「味覚」で絶品の棒餃子を堪能した後に恐怖の激辛麻婆豆腐の洗礼を受ける

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東京餃子通信編集長の塚田です。

棒餃子の美味しい四川料理店があるというタレコミ情報をもとに新橋にやってまいりました。

最初は新橋から虎ノ門方面に5分ほど歩いたところにある「味覚 本店」に向かったものの残念ながらこの日は満席。

近くに二号店があるとのことなのでそちらに向かいました。

味覚本店から徒歩2分ぐらいで二号店を発見。

こちらは空席があり、待つことなく店内に入れました。

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こちらの味覚は激辛の麻婆豆腐で有名らしく、様々なメディアにも取り上げられているようです。

激辛に強いわけではないのでノーマークでしたが、有名店のようですね。

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せっかくなので味覚名物の「頂天石焼麻婆豆腐」を注文することにしました。

辛さは

  • 薄辛
  • 普通
  • 中辛
  • 激辛

の4段階から選べます。

辛いのに自信はあまりないので普通でお願いすることにしました。

この後、知ることになるのですが、激辛は本当にヤバイのでいきなり注文するのはやめた方が良いです。

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餃子はタレコミ情報をもらっていた「鉄鍋ゴマ棒餃子」を注文します。

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飲み物はビームハイボール。

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注文してほどなくして「頂天石焼麻婆豆腐」が運ばれてきました。

熱々の石鍋でグツグツ、バチバチと音を立てながら運ばれてきます。

周りに跳ねないように紙で蓋がしてあります。

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音が少し落ち着いたところで紙蓋を開けると、見た目だけで十分辛さが伝わってきますね。

恐る恐る一口食べてみると、辛さよりもしびれるような刺激を感じます。

「味覚」では花椒ではなく麻椒を使っているのだとか。

同じ山椒の仲間で何が違うのか調べてみると、花椒が軽いしびれを感じさせる香辛料の一方で麻椒は強いしびれをもたらす香辛料のようです。

花椒の強化版といったところ。

tottokoc-omosirosounioyoideru.cookpad-blog.jp

花椒でも十分なしびれを感じる私にとっては、これだけで驚き。

辛さを普通にしたので辛さの厳しさはありませんが、麻椒の刺激には驚かされました。

もちろん辛いだけでなく味も良いです。

ただ、これ中辛以上にしていたら味はわからなかったかもしれません。

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普段お酒を飲むときはご飯は食べないようにしているのですがたまらずライスを注文。

麻婆豆腐単体でたべるよりもライスと一緒に食べた方が数段美味しく感じました。

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続いて「鉄鍋ゴマ棒餃子」の登場。

舌と唇が少ししびれていたので、ご飯とハイボールの力で復活させてから餃子に挑みます。

熱々の鉄鍋の上には、大きめのサイズの棒餃子が5本。

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焼き面にゴマがちりばめられていて、ゴマの香ばしい香りが食欲をそそります。

焼き色もとってもにキレイについていますね。

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餃子の包み方は両端を閉じないスヰートポーズ型。

中国の焼き餃子である鍋貼はこのような包み方をしていることが多く見られます。

www.tokyogyoza.net

この包み方は餡の脂が皮に回って皮まで美味しくなるという話を聞いたことがありますが、個人的には肉汁が外に出てしまって勿体ない気がするんですよね。

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皮は大判で中厚のものを使っています。

中には餡がたっぷり詰まっていました。

かなりボリューミーな棒餃子です。

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一口かぶりつくと、意外いや意外!

餡がかなりジューシーなことに驚かされます。

豚肉とキャベツのバランスが良く、さらにキャベツのザクザクした食感が残されているのも私好み。

にんにくは使われていませんが、ニラの香りでアクセントがつけられていますし、餡に下味もしっかりと付けられています。

さらに皮もしっかりと蒸されていて、棒餃子にありがちな皮の硬さも感じられないのにも感心しました。

棒餃子は当たりに当たる確率が低かったので好んで食べてこなかったのですが「味覚」のおかげで棒餃子を見直すことができました。

いままで食べてきた棒餃子のなかでトップクラスの実力です。

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刺激的な麻婆豆腐とレベルの高い棒餃子を堪能して気持ち良く帰ろうと思ったその時に事件発生。

奥で宴会をやっていたグループがこともあろうか激辛の「頂天石焼麻婆豆腐」を2つも注文していたのです。

厨房の方から店員さんがむせて咳き込む音が聞こえてきます。

そして激辛の「頂天石焼麻婆豆腐」がフロアに運ばれてくるやいなや、店内に変な煙のようなものが立ち込めてきました。

「これはヤバイ」と思いお会計を済ませようと立ち上がったのですが、時すでに遅し、、、

麻椒の粉を含む煙にやられ私も咳が止まらなくなりました。

体験したことはないですが毒ガスってこんな感じなのかもしれません。

お会計は後にしてとりあえず外に逃げ出して、事なきを得ました。

奥の宴会をやっていたグループもほぼ全員外に逃げ出してきていました。

恐るべし破壊力。ノリで頼むものじゃありません。

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タレコミ情報のおかげでせっかく美味しい棒餃子に出会えたのですが、この激辛「頂天石焼麻婆豆腐」を誰かが頼むかと思うとちょっと怖くて近寄れません。

ましてや本店は地下にあったのでさらに恐怖度が増します。

 

棒餃子も麻婆豆腐も非常に美味しいので、激辛の煙に喉と目鼻が耐えられる自信のある方は是非足を運んでみてください。

そして、もし激辛「頂天石焼麻婆豆腐」を頼む前には、くれぐれも周りのお客さんに事前に声をかけてあげてください。

 

味覚 二号店四川料理 / 内幸町駅虎ノ門駅新橋駅
夜総合点★★★★★ 5.0