東京餃子通信

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ミスター味っ子の香港餃子対決での贅沢餃子

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アラフォー私にとって、グルメに関する基本的な知識というかイメージはミスター味っ子によるものが多いと思います。
(同時に間違った知識やイメージも植え付けられている可能性大ですがw)

そんなミスター味っ子餃子対決の様子がアンコール刊本に収録されていることをAmazon.comから知らされて思わずポチってしまいました。


餃子対決の舞台は香港。
対戦相手は、若干16歳にして香港の人気レストランの料理長の劉虎峰です。

それぞれ2種類の餃子を作るという熱い戦いになりました。




劉虎峰の完全食である餃子(焼き餃子)の唯一の欠点を見た目と指摘
中身が見えないのが欠点だというわけです。

そしてこの欠点を打開するために選んだ食材は浮き粉。




浮き粉を使った蒸し餃子というのは至って普通の作り方で、ちょっと残念。
餡の食材にはフカヒレやエビなど海鮮を中心に贅沢を使っている様子。

透き通っているのは美しいですが、大した細工もしていないようです。




一方で味吉陽一の一品目も蒸し餃子。
ワタリガニに卵、トマト、椎茸、赤唐辛子の4つの餡で作った餃子を一つにまとめたのが特徴。
餃子というよりは焼売のような形状です。




劉虎峰の2品目は焼き餃子。
天才劉虎峰の餃子は皮から違います。

皮を練り込む段階でスープも一緒に練り込み、皮に旨みを染み込ませます。
更に贅沢なのは、焼く際に蒸らすために入れるお湯にスープを使って更に味をしみこませる。

これは私もやったこと無いですね。かなり贅沢な焼き方ですが、試す価値はあるかもしれません。




餡に熟成させた腸詰めを使っています。
暖められた腸詰めの中から大量の肉汁が溢れてくるのがポイントです。

腸詰めをさらに皮で包むという過剰包装気味の餃子ですが、審査員の反応は非常に良かったようです。




一方、陽一の餃子も、皮は虎峰と同様スープ入りの味付きです。
餡は白菜、ニラ、豚ひき肉をバランスよく配合。




そして、秘密の食材として「モミジ」を利用。
葉っぱのモミジではなく鶏肉の足のことをモミジというそうです。

この部位には、大量のゼラチン質が含まれていて、冷やすとスープが凝固しやすくなります。

この凝固したスープを餃子に包んでしまうというわけです。
小籠包と同じような原理で、このゼラチン状のスープが熱せられると、皮の中で溶けてこの上なくジューシーな餃子となるわけです。



結局、劉虎峰との対決は、それぞれ500個ずつ用意したすべての餃子があっという間に感触。
引き分けという結果になりました。

これだけ手のこんだ餃子を500個同時にだすというのは、さすが漫画の世界ですね。
私には絶対に真似はできません。修行あるのみ。