先日の毎日新聞の記事で大阪の京橋駅周辺でアツい餃子の戦いが繰り広げられているという記事を読んだので早速現地に行って来ました。
京橋駅はJRと京阪と地下鉄が集まる、大阪の主要乗換駅の一つ。
年間乗降者数も60万人程度と非常に多いため、駅周辺にも多くの飲食店が立ち並びます。
そしてこの京橋駅は、大阪を代表する餃子チェーンの「大阪王将」と「大阪王」のそれぞれ一号店が生まれた、大阪餃子の聖地と言っても過言ではない場所です。
そんな聖地に2012年12月に、埼玉を中心にチェーン展開をしているぎょうざの満州が進出してきたのです。
埼玉及び東京都の北部では「3割うまい」のキャッチコピーでおなじみのぎょうざの満州ですが、大阪ではまだまだ無名の満州ですが、2012年9月に野田店の開店を皮切りに、一気に関西で店舗をふやしていく計画とのことです。
「ぎょうざの満州」京橋店は、JR京橋駅から徒歩1分ほど。こぎれいな商業ビルの1階にガラス張りの清潔感のある店舗でした。
店頭のビデオでは、工場内で機械で冷凍餃子を作っている様子を流していました。
機械で均一の品質のものを作っているところをアピールするというのは、餃子の王将が店頭で餃子を包んでいるのと比べて、真逆の戦略ですね。
こちらは「大阪王将」の京橋店。「大阪王将」の一号店は京橋で開店されたものの、現在はすでに閉店。今の京橋店は一号店という扱いではないようです。
「ぎょうざの満洲」からは徒歩5分ぐらい離れたところにありました。
毎日新聞の記事によると、
全国で「大阪王将」360店舗(6月末現在)を展開する「イートアンド」(本社・東京)は記念すべき1号店を京橋で1969年に創業しただけに「うちは関西での知名度も高く、十分浸透している」(広報担当者)と自信を見せる。
とかなり意識している様子。
こちらは餃子チェーン店の「大阪王」京橋総本店。
大阪中心に数店舗展開する人気餃子チェーン。
私も今回の記事を読むまで知らなかったのですが、大阪ではそれなりに名前が通っているそうです。
Wikipediaによると「大阪王」は、大阪王将から独立した親戚筋とのこと。
大阪王も前述の毎日新聞の記事によると、
同じく京橋で「大阪王」1号店を出した「ハンエイ」(本社・大阪市)は「京橋は餃子が好まれる庶民的なエリア。具材が大きく味わいのあるうちの餃子の魅力は伝わっている」(黒坂和宣・工場長)と強調した。
と、かなりの自信を見せています。
更に上記2店舗よりも、「ぎょうざの満州」に近接しているのがこちら「珉珉」京橋店。
京橋駅から珉珉に向かうお客さんは、必ずと言って良いほど「ぎょうざの満州」の前をとおることになりそうな立地です。
薄皮がウリの珉珉と、皮の存在感をウリにする満州のどちらに軍配が上がるのでしょうか、楽しみです。
そして「ぎょうざの満洲」京橋店から、こちらも目と鼻の先ぐらいの距離にあるのが「餃子の王将」京橋店。
毎日新聞の記事によると、
最大手の「王将フードサービス」(「餃子の王将」、本社・京都府)は「コメントはありません」と静観。
流石の王者の風格。
もっとも京都からやって来た「餃子の王将」にとっては、京橋はそれほど思い入れのある地域ではないのかもしれません。
半径200m圏内に、これだけの種類の餃子チェーン店が立ち並ぶということは、これまでになかったのでは無いでしょうか。
今後も京橋を皮切りに各所で熱い戦いが繰り広げられることを期待します。