東京餃子通信

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ついに明日、宇都宮 vs 浜松の餃子消費量日本一対決の結果発表!

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東京餃子通信編集長の塚田です。

明日は総務省統計局の家計調査の発表日ですね。
ということは、2014年餃子消費量日本一が明日決まります。

昨年は、宇都宮市が2位の浜松市に大差をつけての1位返り咲きでしたが、今年は11月までの集計では、浜松市が宇都宮市をわずか199円リード。

昨年の反動からなのか、前半で遅れた宇都宮市が後半一気に差を詰めてきた展開で最終コーナーを回ったところ。浜松市がこのまま逃げ切るのか、宇都宮市が差し切るのか。





いずれにしても明日の発表で決着が付きます。

「餃子消費量日本一の数字になにか意味があるのか?」という質問をよく受けます。私も以前はこの数字で一喜一憂することに疑問を感じたこともあるのですが、今では毎年楽しみにしています。

というのも、毎年この日は確実に全国の餃子の消費量が確実に上がるのです。

全国の多くの新聞やテレビ、ラジオといったメディアが、この日は餃子日本一の話題を一斉に取り上げます。

それを見た皆さんは、当然ながら餃子が食べくなりますよね。

実際に東京餃子通信へのアクセスも通常時の1.5~2倍に上がります。

宇都宮市と浜松市の両横綱が対決を盛り上げるおかげで全国の餃界関係者に毎年特需があるわけです。
これは他の食べ物ではあまり無い事だと思います。

ちなみにカレーの年間消費量はどこが多いか知ってますか?
鳥取市と佐賀市と盛岡市が上位を争っています。

明日発表される家計調査のなかで、餃子と同様にカレーの年間消費量日本一が決まるのですが、残念ながら、カレーの話題はほとんどメディアで取り上げられる事はないと思います。

どれだけ「餃子」消費量日本一が餃界にとって意味のある事なのか理解してもらえたでしょうか。

さて、この単なる家計調査の数字に意味をもたせ「宇都宮餃子」のブランドを作り上げた人物がいるのをご存知でしょうか?

その方は有名な経営コンサルタントでも、広告プランナーでも、政治家でも、餃子店の店主でもありません。

宇都宮市の職員(当時)の沼尾博行さんという方です。

当時、宇都宮市商業観光課に配属されていた沼尾さんが、市の研修会のチームが見つけた餃子消費量日本一という数字に注目し「餃子で町おこしプロジェクト」を発足。市内の餃子店を一つずつ自らが説得してまわったそうです。

まずは、自らが食べ歩き「餃子マップ」を作成。駅や掲載店で配布を開始。

その後、沼尾さんの呼びかけに応じた地元餃子店による宇都宮餃子会の発足、宇都宮餃子商標登録、ナムコ・ナンジャタウンへの出店などなどを経て、今の「宇都宮餃子」というブランドを確立がされたという事です。


もう少し詳細な内容は、以前、私が沼尾さんの講演会の紹介をした記事

「宇都宮餃子会」永世大使の 沼尾博行さんの講演を聞いてきた

や、宇都宮餃子誕生の物語をまとめた

「秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし」



をご覧ください。


私も食べ歩いてるだけじゃなくて何かできないかと考える今日この頃です。
長期的には「日本の焼き餃子をGyozaとして世界に広げる」を目標として少しずつ活動を始めて行く予定です。