皆さんはGyoza Week前半いかがお過ごしでしょうか?
私は信州に行者にんにくを取りに行ったり、餃子を作ったりと怒涛の3日間でした。
(こちらは別途レポートします)
さて、先日ご紹介したGWの課題本『GWに読んで欲しい餃子本その1「餃子の教科書」』は、もう読み終えたという方もいると思うので、つぎの課題図書をご紹介したいと思います。
前回の「教科書」とは打って変わってこんどは「餃子アンソロジー」です。
アンソロジーとは、異なる作家による短編集の事。
「餃子アンソロジー」は、様々な作家の方がこれまでに餃子について発表してきたエッセイを一冊にまとめた短編集です。
元々それぞれのエッセイが発表されていた書籍や雑誌は、異なる出版社からでていたんものですがパルコ出版がアンソロジー企画として一冊にまとめています。
そうそうたる39人の方々が参画しています。
もちろん餃界を代表して餃子の王様ことパラダイス山元氏の作品も登場します。
パラダイス山元さんが「読む餃子」の餃子エッセイの中から、今回選んだのは「『タモリ倶楽部』餃子新年会」でした。
これは私にとっても思い出深い一本です。
それまでレシピ本の餃子レシピを忠実に作ることで満足していたのですが、「タモリさんの満州餃子を再現したい」ということをきっかけに、こちらの満州餃子の材料メモを見ながら試行錯誤を始めました。
いまでは我が家の餃子レシピは満州餃子の面影は大分減ってしまいましたが、タモリさんの満州餃子がベースとなっていることは間違いありません。
この他にも餃子アンソロジーには、様々な視点から餃子がが描かれていています。
また、それぞれの著者の方の思い出の餃子店が紹介されているのも嬉しいですね。
これらをGWに旅して周るのも楽しいと思います。
- 森まゆみ:スイートポーズ(神保町)
- 林家正蔵:神田餃子屋(神保町)
- 山本一力:天龍(銀座)
- 池辺良:玖玖(渋谷・閉店)
- 菊谷:珉珉羊肉館(渋谷・閉店)
- 遠藤周作:珉珉(渋谷・閉店)
- 南伸坊:亀戸餃子(亀戸)
- 渡辺満里奈:ニイハオ(幡ヶ谷)
- 姜尚美:盛夏華(浄土寺)
- 村瀬秀信:餃子の王将
- 古川緑波:石の家(新宿)
- 南條竹則:四季美(武漢)
- 今柊二:萬里(野毛)
- 泉麻人:珉珉(日吉・閉店)
最後に、東海林さだおさんのエッセイの中で金言を見つけたのでご紹介したいと思います。
「餃子は一口が正しい!噛みきるとまずい」
こちらは餃子を美味しく食べるための真髄だと思います。
どんなに熱くても口の中に入るサイズの限りは、餃子は一口で行きたいものですよね。
せっかくのGyoza Week、餃子を食べるだけでなくゆっくりと読書に時間を使ってみてはいかがでしょうか?
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!