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蕎麦屋なのに両面焼き餃子が旨い「末広」【川崎】

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東京餃子通信編集長の塚田です。

先日、料理芸人のクック井上。さんから、川崎方面で気になるお店を見つけたということでタレコミ情報をいただきました。

週末にその情報をもとにジョギングついでに国道1号線沿いを探索。多摩川のすぐ近くの東芝研究開発センターをランドマークに、そのお店を探します。



クック井上。さんの情報をもとにたどり着いたのがこちらのお店「末広」です。

大きく「おそば」と書いてある通りこちらはお蕎麦屋さん。
昔から学校とか工場の近くにはこういうお蕎麦屋さんが必ずありましたよね。

店の前には出前用のカブが停まっています。



のれんにも「うどん・そば」と書かれています。



しかし、看板をみあげると赤い文字で「中華料理」の文字が。

そしてショーケースを覗くと、中の食品サンプルがピカピカの状態に保たれています。
こういう細かいところを丁寧に掃除をしているお店は良店間違いなし!

とにかく店の中に入ってみましょう。


ガラガラっと引き戸を開けると、お母さんが笑顔で出迎えてくれました。

店内は外観以上に渋い昭和な雰囲気。映画のセットに出てきそうですね。
建物自体は古いのですが、ものすごく清潔感があります。

店内の写真を撮らしてもらうと、お母さんからは「最近、ご飯食べるときに写真撮るのって流行ってるんだね〜、さっき来たお客さんも写真撮ってたよ」と不思議そう。

お母さんによると、この「末広」はご主人と二人で50年以上この場所でお店をやっているそうです。
ご主人はなんと80歳越えで現役、今でも表のカブで出前もこなすのだとか。

元気ですね〜。



メニューを拝見。

そば・うどんと丼もの、中華、そしておかず類が満遍なく用意されてます。

会社が近ければ毎日通っても飽きないかも。実際にほぼ毎日出前を取ってくれたり、来店してくれるコアなファンがいるのだとか。

価格設定のバランスはなかなか面白い。

ラーメン450円、ギョーザと板わさ、目玉焼きが400円、カツ丼でも750円。



悩んだ結果、お蕎麦がオススメだということでざる蕎麦とギョーザを注文しました。



まずはざるそばから。

今でもご主人が作っている自家製面。

ちょっと固めの食感で美味しかったです。



続いて焼き餃子の登場。一皿6個。

家庭の餃子のような手作り感のあって温かみの感じる餃子です。




焼き加減も良い感じです。
油を多めに使ってサクッと焼きあげ、お皿に盛る前に油をしっかり切っています。



そしてこの餃子はなんと両面焼き。

冷凍保存した餃子の餡の中までしっかりと火を通すために始めたらしいのですが、両面焼きの方が食感が良かったので以来両面焼きになったそうです。

確かに薄めの皮を冷凍させると、蒸し時間が難しかったりするので、両面焼きにしてしまうのはアリですね。

両面焼きにしても油でベトついていないのが素晴らしいです。



両面焼きでサクサクっと皮の中には、キャベツとニラ、ニンニクといった野菜中心の餡が詰まっています。

オーソドックスな味付けですが、どことなく懐かしい味付です。



蕎麦屋ということで、あえてラー油を使わずに酢醤油に七味を入れたタレにしてみました。

この餃子はさっぱり食べるのが良さそうです。



日本蕎麦と餃子という異質な組み合わせでしたが、全く違和感なく美味しくいただけました。

隅々まで掃除が行き届いたお店、お母さんの明るい接客、そして研究熱心なご主人の丁寧な料理。
少しでも長くお店が残ることを祈っています!

自宅から近いのでまた訪れたいと思います。

クック井上。さん、素敵なお店のタレコミ情報ありがとうございました。

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tarekomi