東京餃子通信編集長の塚田です。
先日アゼルバイジャンやスロバキアの餃子を食べるために西武線の野方駅近くの「ととら亭」を訪れた後、野方には他にも世界の餃子を食べさせる店があるということで二次会がてら、その店にも立ち寄ることにしました。
野方駅から徒歩30秒、まさに駅前にある「RAZA DINING & BAR」で珍しい調理方法の餃子的料理が出されているとのこと。
「RAZA DINING & BAR」はネパール料理の専門店で、夜遅くでもネパールカレーの持ち帰りも提供しています。
カレーが350円、ナンが200円というかなり破格のお値段。野田に住んでいたらかなりの頻度で持ち帰りをしてそうです。
こちらはネパール料理専門店なので、当然ながら手作りのモモがメニューにあります。
小籠包のような形状と調理法ですが餡は豚肉ではなく羊肉。
モモアチャールというカレーソースのようなスパイスが効いタレをたっぷりつけて食べるのがネパール餃子「モモ」の一般的な食べ方です。
「RAZA DINING & BAR」のモモも羊肉のジューシーで旨みたっぷりの餡とアチャールの相性がよく、とても美味しかったです。
しかしモモは、最近ではかなりメジャーな料理になってきたので、"変わった"餃子料理というわけではありません。東京餃子通信にもこれまで何度も登場しています。
わざわざ「RAZA DINING & BAR」を訪れた目的は実はもう一つのモモを食べるためだったのです。
その名は「チリモモ」。
チリモモというのはモモをピリ辛で酸味のあるソースをからめて野菜と一緒に炒めた料理です。
餃子的な料理を鍋やスープに入れたり、変わったソースをかけて食べるというのはよく見かけますが、炒め料理の食材として扱うというのは斬新ですね。
モモがソースで真っ赤に染まっています。
激辛というよりも旨辛という感じなのですが、最初にくる甘酸っぱい風味の後からじわじわと辛さが遅れてやってきます。
モモの中からは熱々の肉汁が出てくるので、後半は熱いのか辛いのかわからない感じになります。
これはビールによく合います。あっという間にビールがグラスから消えていきました。
チリモモのように炒め物や他の料理の具材として餃子を使うのは面白いですね。
世界の餃子的な変わった料理をご存知の方がいましたら、ぜひタレコミ情報をよろしくお願いします。
ラザ ダイニング&バー (ネパール料理 / 野方駅、都立家政駅)
夜総合点★★★★★ 5.0