東京餃子通信の塚田です。
5月12日に中野に餃子の新店「やまよし」が開店したので早速訪問をしてきました。
実はこちらの店主の矢部さんは、私も餃子の食べ歩きを何度かご一緒させて頂くなどかなりの餃子好き。餃子好きが高じて、元々勤めていたラーメン店を辞め餃子店の店主に転身した方です。
中野駅北口の狭い路地を抜けた先の、元々ジンギスカンの人気店「神居古潭」があった場所です。
まだ神居古潭の看板も残っています。
店内はかなり狭く1Fがカウンターが6席ほど。2Fにテーブル席が2つで6~7人入れます。
カウンターに座ると目の前で矢部さんが餃子を焼くのを見ることができます。ゆっくりしたいときは2Fが良いですね。
餃子は、
- にく餃子 5個 430円
- やさい餃子 5個 430円
- しそ餃子(焼き、水)5個 430円
- ラムパクチー餃子 5個480円
- 手羽餃子 2本 430円
と、お店の広さの割にはかなり豊富なラインアップです。
飲み物はビールもありますがハイボール推し。
イチオシのハイボールでまずは完敗。レモンの香りが爽やかです。
餃子が焼きあがるまでの時間は軽いおつまみでつなぎます。
キムチは350円。
パクチーメンマも380円。パクチーとメンマの相性って良いのですね。
手軽ですがお酒が進むおつまみです。
つまみをつついていると最初の餃子が登場。
よく焼き気味のカリカリにやかれたのはやさい餃子。ちょっと焼きすぎかな。
中厚の皮を使って一つ一つ丁寧に手包みをしています。
餡の野菜がうっすらと透けて見えますね。
餡の具材はキャベツ中心。
ザクザクとした食感を残しているのでカリカリに焼けた焼き目との食感とのコントラストが良い感じ。
具材はあっさりしていますが、餡に下味を濃いめにつけているのでタレは不要です。
続いてにく餃子。
餡をたっぷりと詰め込んでいるのでぷっくりと丸い形になっています。
にく餃子は先ほどのやさい餃子と真逆。ほぼ豚肉の餃子です。豚肉は粗挽きで肉感がしっかりと残っています。また食感のアクセントとしてレンコンを入れているのもポイントですね。
こちらも味が濃いめなのでハイボールが進みます。
にく餃子は何もつけなくても十分美味しいですが、あえてつけるとすれば酢胡椒。
肉っぽい餃子で風味が強いので酢胡椒がよく合います。カウンターに粗挽きのブラックペッパーが用意されているのも嬉しいですね。
次はシソ餃子を焼き餃子と水餃子でいただきます。
まずは焼き餃子。
見た目はにく餃子とほぼ同じですが鶏肉ベースのさっぱりした餡にシソが練りこまれています。
さっぱり系の餃子ですが旨みがしっかりとしています。
続いてシソの水餃子。
ピンク色の餡が透けて見えてキレイですね。水餃子用の皮ではなく、一般的な皮を使っているようですがツルッとして喉越しが良かったです。
シソ餃子の焼きよりもさらに爽やかな印象に仕上がっていました。焼き餃子が全般的に油多めでカリッと焼くタイプなので、合間にさっぱりした水餃子を入れられるのは良いですね。
締めはラムパクチー餃子。
餃子の上にどっさりとパクチーが盛られています。これはビジュアル的なインパクトがあります。パクチー好きにはたまらないですね。
餃子とパクチーを一緒にいただきます。餡はクミンが効いたラム肉餡。餡にもパクチーが練りこまれています。
ラムとパクチーの相性って良いですね。風味のとてもよい酒飲み向けの餃子です。
隣にいたお客さんがカレーにラムパクチー餃子をつけて食べていたので真似をしてみることにしました。
スパイシーさらさらカレーはカレーだけでも注文可能。430円です。
野菜などはすべて細かく刻まれてから煮込まれています。
パクチーを盛ったラム餃子の上からカレーをとろりとかけていただきました。
カレー側にもスパイスが使われているのでラム肉との相性はなかなかのもの。この食べ方は流行るかも。
ちなみににく餃子との相性はまあまあ、野菜餃子だと餃子の味がわからなくなりました。マッチングとしてはラムパクチー餃子が一番相性が良さそうです。
スタッフ用の「YORK YARK GYOZA」Tシャツが販売されていたので購入。街中でも自然に着られそうなデザインの餃子Tシャツは、とても貴重ですね。
イベントやメディア取材のときにさりげなく着てみたいと思います。
Tシャツに書かれた「YORK YARK」の言葉通りの良く焼きに焼かれ、濃いめの味付けに仕上げられた餃子たちは、まさに酒飲みのための餃子でした。
焼き場が狭いので焼きを安定させるのが大変そうでしたが、そこは伸び代ということで今後に期待したいと思います。
やまよし (餃子 / 中野駅、新井薬師前駅)
夜総合点★★★★★ 5.0