東京餃子通信編集長の塚田です。
7月の某日、ディープな中国料理ファンが集まる会に参加するために高田馬場に行ってきました。
会場は「馬記 蒙古肉餅」。マーキーモウコローピンと読みます。
元々北池袋にあった内モンゴル料理の専門店です。
看板の左上にハラールフードの認証マークもついているように、こちらはハラールレストランなのです。
エレベータを上がっていくと入口に上にもイスラムの何かを表す看板が貼ってあります。
20人強のメンバーで宴はスタート。
今回集結した皆さんは、世界中の料理を食べ歩く強者たちばかり。特に中央アジアに詳しい方が多くとても勉強になりました。
まずは羊の頭のお肉から。いきなりすごいのが出てきました
蒸した羊の頭の肉にスパイス塩をつけていただきます。
うま味が凝縮されてる感じで気に入りました。前菜にちょうど良い感じです。
続いて店名にもなっている蒙古肉餅。
焼餅の中身が肉になっているのですね。
餡はもちろん羊肉。(牛肉も選べるそうです)
炭水化物に包まれた羊肉なんてうまいに決まっています。
羊の脂が溶け出してものすごくジューシー。
続いてテーブルの上に焼き台がセットされ羊のモモ肉が串刺しに!!
これは迫力があります。
このまま焼くのかと思ったのですが、あくまでも撮影のためのデモンストレーション。
この後、肉を食べやすい大きさに捌いてもらい、焼肉のように焼いていただきました。
続いてモンゴル料理でおなじみの骨付き羊肉の塩ゆで。
羊肉の旨味がダイレクトに感じられます。私は羊肉の料理でこれが一番好きかも。
続いて羊マメの炒め物。
羊マメというのは羊の腎臓。今回初めて食べましたが。
クセはありますが、これまたおいしい。
羊モツの煮物。煮物というよりもスープでした。
細かく刻まれた羊モツを煮込んだスープは臭みもなくさっぱりしているのにコクがあります。モツもコリコリしてておいしいのですが、スープが主役の料理でした。
この日唯一の羊でも炭水化物でもない料理がこちらのサラダ。
さわやかな見た目で口休めと思いきや、これが辛い。ピーマンのように見えるのは青唐辛子です。
ここからは炭水化物祭りが始まります。
もちろん餃子もいただきました。
餃子は二種類、羊肉の餃子とニラ玉餃子。手前が羊肉、奥がニラ玉、形は同じですが中身の色が透けて見えるので違いが判りますね。
羊肉の餃子。もちもちした手延べの皮に羊肉の餡がたっぷりと包み込まれています。
包み方は中国の一般的な水餃子と同じ包み方です。
モンゴル料理専門店で食べたバンシという水餃子は包み方が異なっていたので、内モンゴルとモンゴルとでは水餃子の作り方は若干違うのかもしれません。
日本の焼き餃子でも包み方は様々なので、単なるお店での包み方の差なのかもしれません。詳しい方がいたら解説お願いできるとうれしいテーマです。
羊肉の水餃子には香酢をかけていただきました。そのまま食べてもおいしいのですが、香酢の香りで羊肉の旨味がさらに引き立つようなイメージがあります。
厚めのモチモチ皮の中に包まれている餡はとってもジューシーで、羊肉の旨味が凝縮された肉汁がジュワーっとあふれてきます。これが羊肉餃子の最大の魅力です。
餡にニンジンが入っていて、羊肉餡に甘みをつけてくれていました。餃子にニンジンを使うのは珍しいですが、意外と合いますね。
続いてニラ玉餃子。こちらはニラ好きの私にはたまらない一品。
中国大陸では非常にポピュラーな餃子の具材なのに日本では今一つ市民権を得ていない餃子餡の一つです。
卵がいろんな出汁のスープを吸ってくれるので、思いの他ジューシーで深みのある味わいの餃子に仕上がっています。ニラの香りも良いアクセントになっています。
餃子を堪能した後も、炭水化物がまだまだ攻めてきます。
名前は失念してしましましたが、ジャガイモと羊肉、ピーマンを使った汁麺です。田舎の素朴な煮込みうどんって感じでした。
なんだかホッとする味です。
こちらも別の汁麺。青梗菜と羊肉の角煮的なものが盛られています。麺のスープはさっぱり系の味付けが主流なようです。
ラストはチャーハンのような米料理。名前は忘れてしまいましたが、チャーハンとは異なり、味付けをして炒めが具材を炊いたお米に混ぜるのだとか。
羊、小麦粉or米の炭水化物、そしてアルコールが押し寄せてくる約3時間の宴に大満足。おいしすぎて翌日体重計に乗って後悔をするぐらい食べてしまいました。
餃子も羊肉料理も麺類も大変楽しませてもらいました。
- ジャンル:アジア・エスニック料理(その他)
- 住所: 新宿区高田馬場2-14-7 新東ビル 5F
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- (写真提供:wakabun)
馬記 蒙古肉餅 (アジア・エスニック(その他) / 高田馬場駅、西早稲田駅、学習院下駅)
夜総合点★★★★★ 5.0