東京餃子通信

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老舗ラーメン店「旭軒」の薄皮手作り餃子を焼、蒸、カレー味で【高知】

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東京餃子通信編集長の塚田です。

今年の夏休みは家族で高知旅行に行ってきました。四万十川の川下りなど高知の自然を満喫!

もちろん高知の餃子も堪能してきました。実は、高知に来たのは餃子の食べ歩きを始めてからは始めて。ここぞとばかりに色々と回ってきましたので、本日から数回は高知の餃子情報をお届けしたいと思います。

まずは、ランチタイムの餃子から。

高知の餃子の人気店は安兵衛を代表する屋台餃子のお店が多いため、ランチタイムでの餃子の選択には少々手こずりました。

が、なんとか高知出身の友人からの情報を頼りに、とさでんに乗って朝日町三丁目駅へ。

話はそれますが、とさでんは電車が駅に近づくときに音楽が流れるのですが、それがなんとファミリーマートの入店時に流れる音楽と一緒。

「タラララララ〜ン♪ タラララララ〜ン♪」

という音楽とともに電車が駅に到着します。これファミマ専用の音楽じゃなかったのですね。

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旭町三丁目駅から国道33号線を少し高知駅方面に戻ったところに目的の店「旭軒」があります。

事前情報によると「看板にある土佐で育ったラーメンの店」とあるように、高知市民に長年愛されてきた老舗ラーメン店で、手作り餃子も人気なのだとか。

非常に雰囲気のある店構えですが、人気がありません。もしやお休みなのか?と思いきや、実はこちらは旧店舗。

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周りを見渡すと、すぐ裏に3階建ての立派な建物の上に「旭軒」の看板を発見。

どうやらこちらの新店舗に移転して営業をされているようです。

1階は駐車場、2階に店舗があります。

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店内に入るとちょうどランチタイムということもあり、かなりの混雑。

15分ぐらい待ってようやく着席できました。

メニューは各種ラーメンと、餃子も焼き、水、蒸し、スープ入り、カレーと5種類用意されていました。

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メニューの裏にはそれぞれの餃子の調理方法についても解説が書かれています。

解説によると焼ギョウザが一番人気で、蒸ギョウザの皮には浮き粉を使っているらしいので、この2品は決定。

もう一品、カレーギョウザもせっかくなので注文することにしました。

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そしてもう一品気になるメニューを発見。「くず肉」を発見。価格はなんと70円。

店員さんにくず肉は何かを尋ねると、チャーシューの切れ端をくず肉と称して販売しているのだとか。全然、くずじゃない。

しかも結構な量が出てきます。味の方も煮汁の味もよく染みていて味が濃くて旨い!人によってはチャーシューの本体側よりも好みに合うかも。

ビールのアテに良さそう。

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そしてこちらが「ラーメン」。

これが長年高知市民に愛されてきた「旭軒」のラーメンです。

非常にあっさりした醤油ラーメン。昔ながらのラーメンという感じです。

初めて食べても懐かしさを感じる味ですね。

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続いて焼ギョウザ。

一皿7個。ちょっと変わった並び方。

横一列に並べないのは、紅生姜のスペースを空けるためなのでしょうか。

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紅生姜が箸休めについているというのも珍しいですね。

生姜が名産の高知ならではのギョウザのお供なのかと思いきや、この後このスタイルは他の店では見ることがなかったので、どうやら「旭軒」のスタイルのようです。

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高知では薄皮の餃子が多いのですが、旭軒の焼ギョウザも薄皮をパリッと焼き上げています。

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そこ面だけでなく横面にも少し焼き目をつけています。

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さらにはひだ側にも若干の焼き目が。

なんと三面焼き。

油多めで揚げ焼きにするのではなく、油は控えめにして三面に焼き目をつけることでパリッパリの食感を出しています。

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薄皮パリッパリの食感の中にははキャベツのザクザク食感が待ち受けています。最初はキャベツの感じが非常に強いですが、噛んでいくと豚肉の旨味をしっかり感じます。

豚肉は乳化するぐらいかなり練りこまれている様子。

餡の下味は控えめでキャベツの甘みと豚肉の旨味で勝負しています。

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焼ギョウザには専用のポン酢醤油ベースのタレが付いてきます。

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専用タレをつけることで、キャベツと豚肉餡がさらに引き立ちます。

さっぱりとした香りも良いですね。

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続いてカレーギョウザ。

こちらは丸皿に円盤状に盛り付けられています。

箸休めの紅生姜も付いています。ギョウザはカレー味ですが箸休めは福神漬けにはならないようです。

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カレーギョウザも薄皮を三面焼きにしてあります。

皮が薄いのでカレー粉で黄色く染まった餡の色が透けて見えます。

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ベース餡は焼ギョウザと同じだと思われますが、カレー粉でスパイシーに仕上げてあります。

ザクザクしたキャベツ餃子にはカレー風味ってよく合いますね。

カレー粉でパンチが加わりタレなしでも十分いけます。

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続いて蒸ギョウザ。

セイロで運ばれてきました。こちらも7個入り。

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浮き粉を使った皮とありましたが、100%浮き粉ではなく小麦粉とブレンドしてある様子。

通常の餃子の皮に比べると薄く、透明感があります。一方で飲茶料理で出てくる蝦餃の皮に比べるとプルプル感は少なく、普通の餃子の皮に近いです。

包み方も普通の餃子と同じ包み方。

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薄いですがプルっとした弾力のある皮の中には他の餃子と同様にキャベツのザクザク食感が印象的な餡が包まれています。

焼ギョウザのようにパリッとした食感がないので、余計に野菜の食感が強調されます。

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蒸ギョウザには、ポン酢ダレをたっぷりつけてたべるのがオススメです。

非常に上品な味わいの餃子です。

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「旭軒」では餃子の持ち帰りの形態を、全種の餃子全て

  • 調理済み
  • 生餃子
  • 成形前

の3種類から選べます。

餡は100グラム単位で、皮は1枚単位で購入できるのもユニークですね。

皮だけはあえて中国語読みの「ピー」といいうフリガナをふっているのにもこだわりを感じます。

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ラーメンも餃子も素朴ではありますが、手間暇かけて丁寧に作っているのが伝わってきますし、店員のおばちゃん達もホスピタリティ溢れていて居心地のよい非常によいお店でした。

機会があればまた訪れたいと思います。

 

 

旭軒 本店餃子 / 旭町三丁目駅旭駅前通駅旭駅
昼総合点★★★★★ 5.0