東京餃子通信編集長の塚田です。
前回から始まった高知餃子レポートの第2弾をお届けします。
高知といったら高知城観光。
天守閣や大手門など江戸時代に建造された建物が現存していて、日本100名城にも指定されています。
天守閣の上から市内を眺めれば、当時の大名の気分も味わえます。
そんな高知城の近くにある観光スポットがこちら「ひろめ市場」。
ひろめ市場は、様々なジャンルの人気飲食店が一堂に会した屋台村形式の施設です。カツオのたたきで有名な「明神丸」や屋台餃子の「安兵衛」など全部で40店舗ぐらいの飲食店が所狭しと立ち並んでいます。
ひろめ市場は日曜日は朝7時から、平日も朝8時から営業しているので、昼間から遠慮なく飲めるというのも魅力です。(各店舗ごと営業時間は異なります)
我々は日曜日の午後に向かったところ、店内はものすごい人だかり。
家族4人で座れる席がなかなか見つかりません。
市場内を歩き回っていると市場の端の方に「もちこみOK」の看板を発見。
「キッチンはな」という10席ちょっとのこじんまりとした店舗。こちらではドリンクをオーダすれば、食事は他の店の料理を持ち込んでもOKというありがたいお店。
4人席もちょうど空いており、なんとか席を確保することができました。
というわけでお約束通り生ビールを注文して、まずは乾杯。
この日はとても暑い日だったので、とにかくビールが旨い!
そして場所も決まったことなので、餃子を探しにひろめ市場を散策。
まず目についたのは「屋台と餃子とビールは高知の文化です。」のキャッチコピーでおなじみの「安兵衛」。
東京にも「えびすの安兵衛」として進出していますね。
こちら「安兵衛」は。もともとは高知の屋台で生まれた餃子店です。その安兵衛がひろめ市場にも進出し「ひろめで安兵衛」として営業しています。
さすがの人気店、20分程度焼き上がりに時間がかかるとのこと。
注文だけして焼きあがったら「はな」に持ってきてもらうようにお願いし、他の店に向かうことにしました。
ちなみに「ひろめ市場」では、注文する時に座っている席に位置をお店に伝えると席まで持ってきてくれるという非常に便利なサービスを行っています。
つぎに向かったのは「長江苑」という中華居酒屋。人気店のようで、店の前では中華で宴会を行っている人たちで大にぎわい。
メニューもかなり豊富に取り揃えられています。
餃子を注文すると5分ほどで焼けるということなので、待つことにしました。
待つこと5分。
立派な羽を生やした餃子が焼き上がりました。羽根つき餃子は高知でも市民権を得ているようです。
餃子を受け取り急いで「はな」に戻り実食です。
揚げ焼きにする安兵衛を代表とする高知屋台餃子の焼き方とは異なりますが、羽根のパリパリ感もあって、お酒のつまみにちょうど良い感じです。
店員さんによると、味付けをしっかりとしているのでタレは不要と言われましたが納得。
下味もしっかりしていますし、スープを餡に練りこんでいる様でとてもジューシー。
このままで十分美味しくいただけます。
長江苑の餃子を堪能していると、安兵衛の店員さんが餃子を運んできてくれました。
パリッパリの揚げ焼きにされた餃子の焼き目の美しいこと。
この焼き色は安兵衛ならではですよね。
超薄の特別な皮を使っているため、包んだらすぐに焼かないと皮がダメになってしまうので、オーダが入った数だけを店内で包み続けているそうです。
たっぷりの油で揚げ焼きにされているため、縁の高い位置まで焼き目が付いています。安兵衛では餃子を包むのも焼くのもマスターするのにおよそ1年ぐらいの修行期間が必要とのこと。職人さんの努力のおかげでパリッパリの餃子が食べられるわけですね。本当にありがたいことです。
「屋台と餃子とビールは高知の文化です。」の安兵衛のキャッチコピーの通り、高知を本気で楽しむには屋台と餃子とビールは必須です。
そんな高知文化を朝からでも、子連れでも、大人数でも気軽に楽しめるのが「ひろめ市場」です。