東京餃子通信編集長の塚田です。
先日から長らく続いてきた高知餃子レポートもいよいよ最終回です。今回で6本目、7軒目の高知餃子のお店を紹介するわけですが、高知市内に滞在したのはわずか1泊2日であることを考えると、よくも家族たちは付き合ってくれたものです。
- 老舗ラーメン店「旭軒」の薄皮手作り餃子を焼、蒸、カレー味で
- 昼から屋台と餃子とビールが楽しめる酒飲みのパラダイス「ひろめ市場」
- 大橋通り商店街の「よさこいアンコール」からの「ぎょうざ屋」でパリパリ餃子で乾杯
- 「じゅんちゃん」のサクサク揚げ焼き餃子で初の高知屋台餃子体験
- 高知屋台の「虎ちゃん」で人気の横面焼きの「ヘルシー焼ぎょうざ」
さて最後のお店に選んだのは高知屋台餃子の代名詞「安兵衛」。
とはいえ先日の記事でお伝えした通り、日曜日は「屋台安兵衛」は休餃日。
というわけではりまや町にある店舗型の「いまどき安兵衛」に向かいました。
店舗型というのは「えびすの安兵衛」と同じスタイルですね。
日曜日の夜10時は過ぎていたとは思いますが、外には入店待ちのお客さんの姿が、、、
ものすごい人気ですね。
入り口で名前を書いて順番を待ちます。
ちなみに安兵衛には地元で流れているテレビCMがあるらしく店頭でずっと流れていました。
「創業昭和45年 屋台生まれ、屋台そだち。」
創業45年というのは私よりも年上です。
待っている間の時間暇だったのでSNS用の写真を撮影。
結局この写真はSNSには投稿しなかったのですが、せっかくなのでブログで使ってみました。
15分程度待ったところで席があいて店内に入ることができました。
大村崑さんがお出迎えしてくれます。
オロナミンCの看板以外にも店内は昭和の雰囲気を演出する装飾があちこちに。
そして「とりあえずビール」で またまた瓶ビールを注文。
何も指定しなかったらスーパドライが出てきました。
えびすの安兵衛で見慣れたメニュー。
ここで驚きの事実が判明。高知の価格と恵比寿の価格が同一価格なのです。恵比寿のお店は家賃や人件費を考えるとかなり頑張っていますね。
ここまで散々はしごをしてきたのでお腹はだいぶ膨れていましたが、餃子待ちの間に軽くつまみを。
卵の浅漬けがあったのでそちらを注文します。
ゆで卵を漬物にしたもののようです。塩気があって旨いです。
これは家でも簡単にできそうですね。
続いて焼餃子の登場。
安定のパリッパリの焼き加減です。
安兵衛は恵比寿でもひろめ市場でもどのお店に行っても申し分のない焼きででてくるのは素晴らしい。支店で働く職人さんの腕をここまで見せられると、本丸の「屋台安兵衛」にも俄然行ってみたいと思ってしまいます。
超薄皮がスナック菓子のようにパリッパリに焼き上げられています。
ヒダ側もこの通り、たっぷりの油で揚げ焼きにしてあります。
この薄皮のパリッパリな食感は、薄皮揚げ焼きが主流の高知の屋台餃子の中でもダントツの軽さです。
餡はキャベツをベースに練り上げた豚肉でコクと旨味を追加。そこにショウガとニンニクの風味でパンチを利かせています。皮が非常に薄く食感も軽いので、それに合わせてキャベツも細かく切られています。
深夜の締めの餃子でも何個も食べられてしま危険性をはらんだ餃子です。
こちらは屋台安兵衛やひろめ市場では出していない店舗型の安兵衛のみで展開されている水餃子です。
薄すぎて餡が透けて見えていますね。
水餃子は私的にはニンニク抜きがおススメ。後で判別できるようにしっかりとお皿に「ニンニク入ってません。」と記載されています。
この水餃子は餃子のタレにつけても美味しいのですが、おまけでついてくるスープと一緒に食べるとおいしさ倍増です。
ニンニクを無しにしていることもあって、餃子自体の味付けは物凄くさっぱりとシンプルに仕上がっているので、スープで塩気と旨味を追加します。
スープと一緒に口に含むと、餃子の皮がオブラートのようにふわっと口の中で消えてダイレクトに餡の味と食感が感じられます。これも安兵衛の餃子の特徴の一つです。
ひろめ市場から屋台餃子のハシゴを経ての締めの「いまどき安兵衛」だったので、入店時点でお腹は餃子とビールで一杯の状態でしたが、それでも尚パクパクと食べられてしまうのが高知餃子の魅力ですね。
これは無限に食べられてしまいます。高知の方が明け方まで屋台の餃子とお酒を楽しめるのもなんとなくわかりました。高知餃子が食べられるお店はは東京ですらまだまだ少ない状況なので、県外にどんどんアピールをしてもらいたいものです。
大満足の高知餃子食べ歩きでしたが、心残りは屋台安兵衛他いくつかの屋台餃子店に行けなかったこと。次回こそは日曜日以外に日程を組んで、リベンジを果たしたいと思います。
いまどき安兵衛 (餃子 / 蓮池町通駅、デンテツターミナルビル前駅、はりまや橋駅)
夜総合点★★★★★ 5.0