東京餃子通信編集長の塚田です。
先日発表がありましたが、10月25日から始まる「第45回東京モーターショー2017」の会場内で開催される屋外グルメイベント「グルメキングダム2017」に出店する「神戸南京町 皇蘭」の焼き小籠包を応援させていただくことになりました。
今回は東京モーターショーに先立って、神戸南京町にある「皇蘭」の本店を訪問してきたので紹介したいと思います。
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「皇蘭」の本店は神戸南京町の西の端の方にあります。 神戸南京町は横浜、長崎と並ぶ日本の三大チャイナタウンの一つで、当時の呼び名「南京町」が今でも残るのは神戸南京町のみです。 横浜中華街に比べると規模は1/4程度と小規模ですが、華僑人口でいうと神戸が横浜をしのぐらしいです。 最寄りの元町駅から南京町に向かうと長安門という立派な門にたどり着きます。 こちらが神戸南京町の東端にある表玄関。 この日は中秋節よりも前の9月の週末だったのですが、神戸南京町は多くの観光客で賑わっていました。 感覚地ではありますが2割ぐらいは外国人観光客。 ここでもインバウンドの勢いを感じます。 横浜中華街と同様に老祥記など持ち帰りができる豚まんのお店などに長い行列ができていました。 今回、東京モーターショーの「グルメキングダム2017」に参戦する「皇蘭」は、長安門の逆端の西安門の真下にあります。
店頭では焼き小籠包のテイクアウト販売が行われており、ここにも行列ができていました。観光客への人気も高いようです。 焼き小籠包は中サイズの鉄鍋を使って焼いていました。 餃子と同様に焼き小籠包も焼いている様子を見ると気分が上がりますよね。 店内のカウンター席が空いていたので、店内で食べさせていただくことにしました。 サイズは一般的な小籠包と同じぐらい。 少し羽根をつけるところが皇蘭の特徴のようです。 皮は通常の小籠包よりもやや厚めに作られていますが、小籠包に近いです。 横浜中華街などで売られている焼き小籠包は見た目が小籠包に似ているため「焼き小籠包」という名前が根付いてしまいましたが、本場上海では正式名称を「生煎饅頭」とよび、肉まんなどと同様に皮を発酵させてつくるので焼いた小籠包とは違う食べ物です。 一方この皇蘭の焼き小籠包は、皮は厚めに作ってあるものの小籠包に近い、正に焼いた小籠包です。 皮の中には、とってもジューシーな豚肉餡が詰まっているので、食べるときには火傷には注意しましょう。 決していきなり一口で頬張るような暴挙に出てはいけません。 焼き小籠包のついでに他のメニューもチェックしたいと思います。 まずは豚まん。 実は「皇蘭」は、焼き小籠包よりも先に豚まんで有名になったお店です。 濃いめの味付けの餡がぎっしりと詰まっていて、とても食べ応えがあります。 店頭販売以外に、お土産店や通販でもよく売れているそうで一カ月間で50万個出る月もあるそうです。 豚まんも「グルメキングダム2017」に登場する予定なので、焼き小籠包と合わせて是非食べてみてください。 続いてせっかくなので焼き餃子もいただきました。 やや小ぶりのサイズの餃子がカリっとよく焼気味に焼けています。 焼き加減はとても良かったです。 皮は薄めで餡のニラなどが透けて見えるぐらい。 味付けもさっぱりしていて軽めなので、タレで好みの味に仕上げるのが良さそうです。 タレは一般的な酢醤油ベースのタレと神戸ならではの味噌ダレと2種類用意されています。 酢醤油でシンプルに仕上げても美味しく食べられますが、やはりここは神戸。 味噌ダレをたっぷりとつけて食べるのがおススメです。味噌ダレをつけるとビールが恋しくなる餃子に早変わり。 神戸の味噌ダレ文化って素晴らしいですよね。 もっと全国に広がって欲しいものです。 焼き餃子は、残念ながら「グルメキングダム2017」では販売されないそうです。 気になる方は、池袋ナンジャタウンの餃子スタジアムに出店されているようなので、そちらにも足を運んでみてください。 「グルメキングダム2017」には、皇蘭の他にも、焼肉の予約困難店「西麻布けんしろう」や、本場のナポリピッツァを認定する「真のナポリピッツァ協会」がイベント初出店します。 自動車好きの方はもちろんのこと、美味しいものが好きなかたはグルメキングダムを目的に東京モーターショーに足を運んでみても満足できると思いますよ。 会場で私を見つけたら声かけてくださいね!