東京餃子通信編集長の塚田です。
ご当地餃子で注目の北九州の八幡地区の八幡ぎょうざの食べ歩きの第三弾。
ここまで地元の餃子マニアH氏にご案内いただき黒崎駅前の「本店 鉄なべ」をで元祖鉄なべ餃子を堪能。
続いては、穴生にある八幡ぎょうざの「中国本土系餃子」を代表する「友ちゃん餃子」でモチモチ皮の焼き餃子と水餃子をいただきました。
ラストになる三軒目に訪れたのは折尾駅から2kmほど離れた住宅街の中にある「餃子DINING GenBee(元兵衛)」。
店構は「餃子」という文字がなければステーキハウスとかビアホールのような感じの雰囲気のお店です。
H氏の説明によるともともと黒崎にあったそうなのですが、最近この地に移転をしてきたとのこと。
黒崎のお店もBarスタイルだったそうです。
店内もおしゃれで落ち着いた雰囲気。
パーティなどでも使えそう。
餃子は一口餃子が調理方法を変えて4種類。
皮も餡も包むのも全て店主がお一人でやっているとのことで、売り切れ御免の数量限定販売です。
3種類制覇!と、思ったのですが、友ちゃん餃子の焼き餃子と水餃子でかなりお腹が膨れていたので、ちょっと弱気になってしまい焼餃子とスープ餃子の2種類にすることにしました。
先に焼餃子が運ばれてきました。
ミニミニサイズの餃子が10個。
良い色に焼けています。
写真では比較対象がないのでわかり辛いかもしれませんがかなりのミニサイズ。
全長4cm程度でしょうか。
一般的な餃子の皮のサイズが直径8cm程度なので約半分ぐらいです。
小さい皮ですが手作りだけあってモッチリとしてしっかりとした皮です。
皮が伸びる特性を生かして、小さいながらも餡はたっぷりと詰め込み、ぷっくりとした丸みを帯びた形状です。
これを一つ一つ包む手間は相当なものですよ。
サクサクっとした焼き目とモチモチした皮の食感の奥からは玉ねぎたたっぷり使われたあま〜い餡が。
にんにくも使われていないようです。
これは博多で食べた一口ぎょうざと近い味わいですね。
ただし博多では牛肉を使うお店が多いのですが、GanBeeの餡には豚肉と豚の背脂のみが使われているとのことでした。
大きさは小さいですが作り手のこだわりが感じられる、上質な餃子でした。
続いてスープ餃子。
スープに浮かんだ10個の茹で餃子。
プリプリっとした食感が、つるっとした喉越しの良い皮です。
一口で頬張ると焼き餃子と同様に玉ねぎの甘みが口の中いっぱいに広がります。
皮がしっかりしているのでスープ餃子にしても美味しくいただけます。
餃子のサイズが小さいので餃子とスープを同時に口に入れるということもできます。
これは一般的な餃子のサイズだと意外と難しいのです。
口の中でスープと餡の味が一体化し餃子単独で食べた時とはまたことなった味わいになります。
GenBeeは、博多の一口餃子の影響を色濃く受けていますが、その中でも手作りにこだわり独自の特徴をしっかりと出していました。
店主さんはまだまだ若いようにお見受けしましたが、なかなかの実力者ですね。
これまた近くにあったら高頻度で通ってしまいそうなお店でした。
帰りの飛行機の関係で時間が限られていたため3軒で打ち止めになりましたが、鉄なべ餃子、中国本土系餃子、そして一口餃子とジャンルの超えた八幡ぎょうざを堪能することができました。
今回はまだまだ八幡ぎょうざの魅力の一部だけをつまみ食いした状態なので、改めてゆっくりと八幡の街で餃子巡りの旅をしてみたいと思いました。
- ジャンル:餃子
- 住所: 北九州市八幡西区浅川1-26-1
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- (写真提供:チョッパー10)
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餃子ダイニング Genbee (餃子 / 折尾駅、本城駅)
夜総合点★★★★★ 5.0