東京餃子通信編集長の塚田です。
12月1日から始まった餃子アドベントカレンダー2017も本日で最後。言い出しっぺなのでトリを務めさせていただきます。
私も今年1年間の東京餃子通信の記事を読み返しながら2017年の餃活を振り返ってみたいと思います。
ちなみに今年は本家特派員と2人で東京餃子通信だけで279本の餃子に関する記事を公開しました。これ以外にRettyなど外部の媒体でも餃子の記事を書いているので、全部で300記事ぐらいあったので記事を読み返すだけでなかなか大変でした。
- 餃子の王様の異次元の創造性に驚かされた2017年
- 地方の餃子を楽しむことができた2017年
- 「餃子の王将」が創業50周年を迎えた2017年
- 味の素「ギョーザ」45周年記念を迎えた2017年
- 餃子味の幻想に翻弄された2017年
- 屋外餃子イベントに沸いた2017年
- 個性的な餃子専門店に出会えた2017年
- 餃子仲間がたくさん増えた2017年
餃子の王様の異次元の創造性に驚かされた2017年
2017年は日本一予約の取れない餃子店「蔓餃苑」になんと二度も訪問することができました。
一度目は餃子の王様ことパラダイス山元さんの新刊「うまい餃子」の発売がきっかけ。
これまでのパラダイス山元さんの蔓餃苑のレシピ本とは少し方向性が変わって、「うまい餃子」コンビニで手に入る缶詰や総菜を使った餃子レシピ集です。
この「うまい餃子」の発売に際して取材をさせていただくことに成功。
数年ぶりに食べる蔓餃苑の餃子は定番のゼナキング餃子改め「シン・ギョーザ」からはじまり、「子持ちししゃも整列餃子」や「サザエのつぼ焼き餃子」などなどどれも従来の餃子の概念を覆えすような餃子ばかりでした。
さらに、夏に発表された佐賀県と蔓餃苑のコラボ企画「珍餃苑」。
なんと9月の枠で当選。当選倍率10倍以上の狭き門をなんとかすり抜けることができました。今年の運はここで使い切ってしまったかも。
エイリアンのような顔つきの珍魚「ワラスボ」を使った「ワラスボ餃子」や、イソギンチャクをつかった「ワケノシンス餃子」などなど、初めて見る食材を使った餃子を堪能することができました。
来年は蔓餃苑も臨時開業するという噂も聞きますので、今からmixiのアカウントを確認して予約合戦に備えたいと思います。
地方の餃子を楽しむことができた2017年
これまで宇都宮や浜松といったメジャーなご当地餃子の食べ歩きをする機会はあったものの、それ以外の地域についてはなかなかじっくりとその土地の餃子を食べ比べをすることはできていませんでした。
2017年は幸運にも地方の餃子との出会いが多い年でした。特に福岡についてはHASH#FUKUOKAという福岡市が運営に絡んでいる媒体で福岡の餃子店を食べ歩く記事を書く機会をいただきました。
更に福岡市のお隣北九州市の八幡ぎょうざも初体験。鉄なべ餃子発祥の店の「本店 鉄なべ」などユニークな餃子を現地で食べ歩くことができました。
また、夏休みに家族で訪れた高知の餃子も素晴らしかったです。「安兵衛」をはじめとする屋台で締めに食べるサクサク食感の餃子の魅力の虜になってしまいました。
夏にはかなわなかった「屋台安兵衛」にもつい先日伺う事ができたので近日中にレポートします。
「餃子の王将」が創業50周年を迎えた2017年
2017年は「餃子の王将」の魅力を再認識した一年でもありました。
今年は餃子の王将の創業50周年ということで様々な企画が実施されていたのですが、中でも2月に発表された「GYOZA OHSHO 京都高島屋店」限定の「プレミアム餃子」の実力には驚かされました。
餃子の王将の意地のようなものが感じられて非常にうれしくなりました。
早く首都圏でも食べられるようになってほしいものです。
また、今年は「ぎょうざ倶楽部会員」の募集キャンペーンをコンプリートするのにスタンプを50個集める必要があり、過去にないほどに多くの餃子の王将に足を運びました。
最近女子会プランで注目を集めている御徒町南口店は会社が近いこともあり、かなりの高頻度で通いました。
また、全国No.1の実力を誇る御影店にも今年ようやく訪問することができました。餃子の焼きのレベルの高さだけでなく天津チャーハンの美味しさに驚きました。
更には本格タイ料理が食べられる稲沢店ではトムヤンクンと餃子のセットを体験。創造以上に本格的なトムヤムクンでした。
味の素「ギョーザ」45周年記念を迎えた2017年
味の素も冷凍食品の「ギョーザ」の45周年を記念して、攻めたキャンペーン企画を次々と展開していたのが印象的な一年でした。
特に印象的だったのは7月に両国駅の幻の3番ホームを使って開催された「ギョーザステーション」。駅のホームで冷凍餃子を自分で焼いて食べられるというこの企画は大ヒット。私も1時間以上並んでギョーザステーションを堪能してきました。
また、日本のギョーザから世界のGYOZAへと味の素の世界戦略を担う旗艦店が東京・赤坂にオープンしました。ラーメンや天ぷらなどと並ぶ日本発の料理としてGYOZAがどんどん世界に広がっていくとうれしいですね。
餃子味の幻想に翻弄された2017年
引き続き「餃子味」が存在するという幻想に振り回された一年でもありました。
私はこれまでさんざん餃子味の○○という食品を食べてきた結果、実際に餃子を感じられる味には未だに出会えていません。それでも、どこかに餃子味という味があるという幻想に引きずられ新たに見つけた餃子味製品に手を出しては期待を裏切られています。
KALDIの「餃子ぬれせんべい」も美味しかったのですが、味としては醤油とラー油の味。つまり餃子のタレの味でした。
ファミマの「餃子まん」に至っては味ではなく形を餃子に寄せてきましたが、その形に至っても焼き面の位置がおかしいという体たらく。
そしてついにたどり着いた餃子味がこちら 「どん兵衛餃子ラブ♡うどん」。
ただしカップうどんとして食べると餃子味にはなりません。このスープの素をつかって餃子の餡の味付けをすることでようやく餃子味を多少は感じることができました。
2018年もどんな餃子味が世の中に登場するのか楽しみです。
屋外餃子イベントに沸いた2017年
今年は餃子フェスを代表するように餃子の屋外イベントが非常に活況な一年でもありました。
餃子フェスは東京だけでなく大阪や仙台でも開催され各会場ともに餃子を求めてあふれんばかりの餃子ファンが集まりました。
私も駒沢公園で開催された餃子フェスには参加しました。
また9月には、ご当地餃子の祭典「全国餃子まつり」が首都圏で初開催。会場の川崎競馬場には2日間で10万人が集まったそうです。
さらに大阪でも12月に「ギョーザ EXPO 2017」なるイベントが開催されました。残念ながら私は参加できなかったのですが本家特派員が現地からレポートをしてくれました。
個性的な餃子専門店に出会えた2017年
2017年は多くの餃子専門店が誕生した年でもありました。餃子ブームに乗って大手飲食チェーン店が新たに餃子専門店の業態を始めるというパターンが目立つ一方で小規模ですが非常に個性的なお店も誕生しました。
4月にはオーダーが入ってから皮を伸ばして包む出来立ての餃子をウリにした餃子専門店「ギョウザマニア」が西荻窪に誕生。
モチモチっとした弾力のある皮で作られた餃子が気軽に楽しめます。
5月に中野に誕生した「やまよし」も個性的なお店です。餃子の食べ歩きを通じて研究を重ねた餃子はどれも絶品。定番系のやさい餃子も美味しいのですが、イチ推しはラムパクチー餃子。ラムの旨味とクミンやパクチーの香りの相性が抜群で、とにかくお酒が進む餃子です。
6月に赤坂の赤坂バル横丁内に開店した「GYOZA! 365」にも驚かされました。
フレンチやイタリアンの料理法を餃子に活かした創作餃子メニューは見た目も味も驚きの連続。今後の展開が楽しみな餃子専門店の一つです。
餃子仲間がたくさん増えた2017年
これまで私や本家特派員の記事を一方的にお届けする東京餃子通信でしたが、今年からFacebook上で「東京餃子通信友の会」なるコミュニティの運営を始めました。
現在500人以上の餃子愛好家の皆さんが「東京餃子通信友の会」に参加をして毎日餃子に関する情報交換を行っています。
その延長で、2017年の餃子アドベントカレンダーにはコミュニティのメンバーにも多数参加いただき、楽しい餃子記事を毎日読むことができました。
駆け足で振り返った2017年ですがいろいろなことがありました。記事の中では大きな話題や新店についてしか触れられませんでしたが、それ以外も全国の魅力的な餃子店にいくつも出会うことができました。
2018年は、オフ会的なイベントや、首都圏以外の地方での活動、東京餃子通信の記者募集など、皆さんと楽しめる企画をより積極的に行っていきたいと思っています。
皆さんからのコメント投稿、タレコミ投稿や東京餃子通信友の会への参加などなどお待ちしておりますので、2018年も引き続きよろしくお願いします。
ちなみに、今年は12月31日まで東京餃子通信は更新される予定ですので、本年もまだまだお付き合いよろしくお願いします。