東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、三越前駅の近くにある昭和初期から続く老舗中華料理店「大勝軒」にうかがいました。
「大勝軒」というとつけ麺の「大勝軒」を思い浮かべますが、三越前にある「大勝軒」は、日本の町中華の草分け的存在である人形町大勝軒の流れをくむお店。
人形町大勝軒は現在は現在はカフェに業態を変えてしまったらしいのですが、創業昭和8年の三越前の「大勝軒」は、創業当時の面影を今も残している貴重な存在です。
12時半過ぎにお店につくと店内はほぼ満席。
なんとか4人掛けの席に相席で座らせていただきました。
お客さんの年齢層もかなり高めで、男性比率も100%でした。
非常に興味深い客層です。
ちなみに、お店に入った12時半過ぎは満席でしたが、13時を過ぎるとぱったりと客足が止まります。
近隣の会社がお昼休みの時間をきっちり12時~13時に設定をしているからなのでしょう。これも日本橋という場所柄なのか。
メニューは麺類とご飯ものと町中華の定番メニューが並びます。
餃子は7個550円、そこそこ高めの価格設定ですが、ランチタイムのB定食にするとラーメンと小ライスに半餃子がついて900円。
これはお得感がありますね。
ちなみに夜は一品料理のメニューもかなり増えます。
さらに餃子も揚げ餃子にしてもらうこともできるようです。
老舗町中華で揚げ餃子というのは珍しいので、次回は5時以降に来て揚げ餃子を食べたいですね。
待つこと5分ほど餃子とラーメンが一緒に運ばれてきました。
お得感でB定食を選びましたが、ラーメンに餃子とライスというのは炭水化物だらけ。
小ライスは無しにしてもらえば良かったかもしれません。
ラーメンはとってもシンプルで懐かしい味。
さすが昭和初期から続く老舗中華料理店、「これぞ中華そば」という安定感があります。
チャーシューに加えてハムが載っているのも伝統なのでしょうか。
そして餃子です。
ちなみに、餃子3個がセットの半餃子です。
半餃子を追加で頼むと餃子が4個になるそうです。
普通の餃子が餃子7個。そして大餃子で餃子が10個。
ヒダの部分が大きめで少々形は不格好ではありますが、それもまた愛嬌。
焼き加減はちょうど良い感じです。
ヒダは大きめに付けられていて餡は少なめですが、ニンニクと生姜が効いていたパンチの強めの餃子です。
専用の餃子のタレが用意されいたので、こちらも試してみます。
ちょっと辛味が効いた濃いめの味付け。
醤油がベースだとは思いますが独特な風味でこれが美味しい。
これは餃子にたっぷりつけて、、、
ライスにワンバンをさせるのが正しい食べ方。
最初に小ライスが余計だと思ったのは非常に浅はかな考えだったと猛反省しました。
大勝軒の餃子はこの形が完成系ですね。
今回はランチタイムの忙しいそうな時間だったので店員さんにお話は聞けませんでしたが、次回5時以降の揚げ餃子を食べに行く際には大勝軒の餃子がいつ頃からメニューに登場したのか聞いてみたいと思います。