東京餃子通信編集長の塚田です。
年末に出張で高知に行ってきました。
夏休みの家族旅行についで2017年は2度目の高知。
今回は出張の合間をぬって現地の餃子店を巡ってきました。
最初の目的地はもちろんあの場所。
夏休みに高知にやってきた時には「休餃日」の日曜日に重なってしましい宿題として高知に残してきた「屋台安兵衛」。
安兵衛の本店的な位置づけのお店です。
出張に同行していた同僚とホテル近くの居酒屋でカツオをつまみに軽く飲んでウォーミングアップは完了。
そのまま同僚を連れて屋台安兵衛に向かいました。
屋台安兵衛は高知の屋台ロードから路地を一本入ったところにあります。
「只今、餃子焼いてます」
の看板に一安心。
念願の屋台安兵衛の餃子が楽しめそうです。
この日は、12月の金曜日の夜ということもあり、かなりの賑わいです。
寒空のした外で飲んでいるグループもいました。
2名だったのですぐに席は空き、屋台の中に入ることができました。
屋台の中は暖かいのかと思いきや多少風が遮られている程度で特に暖房器具などはなし。ほぼ外にいるのと変わりません。
寒いので熱燗にしようかと思ったのですが、せっかく高知にきたのでキリンラガーにしました。
「なんで高知でキリンラガー?」と思った方はこちらの書籍に詳しく説明されていますので、ぜひごらんください。
とにかく高知の皆さんはキリンラガー贔屓です。
もちろん日本酒も信じられないぐらい飲みますけどね、、、

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ビールと餃子だけだと寒いので身体が温まるようにおでん盛り合せを注文。
ちないに屋台安兵衛では屋台餃子一種類だけ。
にんにく無しは選べませんし、水餃子もおいてません。
餃子が焼きあがるまでの間は熱々のおでんで冷えた身体を温めます。
屋台とおでんの組み合わせは最高ですね。
特に味が染み込んだ大根が美味しかったです。
盛り合せには高知名物のすまきが入っていなかったのはちょっと残念。
すまきを入れてもらえるように頼むべきでした。
そして待ちに待ったメインディッシュ。
これが8月に食べられなかった屋台安兵衛の屋台餃子です。
油をたっぷりつかった揚げ焼きにして全くムラのない美しい焼き目が付けられています。
恵比寿でもひろめ市場でもいまどき安兵衛でも食べた安兵衛の餃子ですが、ようやくこの場所で食べられるというのは感慨深いですね。
焼き目を見ただけでサクッとした軽い食感が伝わってきますよね。
非常に薄い皮を使っているので餡のキャベツが透けて見えます。
これだけ薄い皮なのに皮がだれた感じにならないのも素晴らしいテクニックですよね。
サクッとした軽い触感の皮の奥からザクザクのキャベツ餡が登場。
この触感のコントラストが良い感じです。
にんにくと生姜がしっかり効いたパンチのある味わい。ビールと餃子が交互に胃のなかに消えていきます。
安兵衛の餃子は元々は締めの食べ物として人気が出たらしいのですが、酒のツマミとしての方が合っているような気がします。
餡の味付けはさっぱりめで軽いので無限に食べられてしまいそうです。
後半は専用の餃子ダレをつけて味を濃くしていただきました。
気温が低かったこともありパクパクとあっという間に2人前の餃子がお腹のなかに消えていきました。
非常に寒かったのですが屋台の雰囲気のなかで食べるおでんと餃子は格別の旨さ。
他の安兵衛の餃子も、もちろん十分美味しいのですが、やはり雰囲気を含めての「屋台餃子」だということを改めて認識することができました。
高知の屋台餃子は、全国的にはまだまだ認知度が高いとは言えませんが、皆さんにも是非現地に行って屋台めぐりをして欲しいですね。
何だか、まとめみたいになってしまいましたが、屋台安兵衛を後にした私は同僚をそのまま引き連れて、夏に訪問できなかったもう一軒の屋台餃子店「松っちゃん」に向かいました。
「松っちゃん」のレポートは次回公開しますのでご期待ください!
屋台安兵衛 (餃子 / 蓮池町通駅、高知橋駅、はりまや橋駅)
夜総合点★★★★★ 5.0