東京餃子通信編集長の塚田です。
昨年末にクラウドファンディングサイトReadyforでみつけたGYOZA BOYこと疋田洋介さんの「餃子のたかこ」応援プロジェクトを知りまして2口ほど応援してみました。
「餃子のたかこ」は、浜松では餃子が美味しい定食屋さんとして人気のお店らしいのですが、その餃子の味を全国に届けたいと店主の息子さんである疋田洋介さんが立ち上げた企画でした。
無事、110人の支援者から目標金額を上回る557,000円を集めることに成功しプロジェクトは成立。
単にお金を集めるだけでなく、コアなファンを集めるという意味では、今後このような企画は増えそうな気がしますね。
年をあけて2月になり、餃子の出荷準備もととのいようやく餃子が我が家に届きました。
箱も今回の企画に合わせて「餃子のたかこ」と「GYOZA BOY」の両方の名前が記載されています。
箱を開けると大きめの餃子が8こずつ。
箱の大きさと餃子の数があっていないのが若干気にはなりましたが、目立った割れ欠けは見られなかったので一安心。
同梱されていた餃子の焼き方を見ながら餃子を焼いていきます。
フライパンに火をかけるまえに冷凍生餃子を並べます。
この時点では油もひきません。
餃子の口が完全に閉じきっていないものがいくつかあるのが気になりますが、このまま焼きを進めていきます。
強火で火をかけて餃子の裏面に軽い焼き色がついたところで、餃子が半分ぐらい浸るところまで水を入れて蓋をします。
水が蒸発してきたら蓋をあけて水分を飛ばし切ります。
仕上げにごま油を回し入れて香りと焼き色をつけたら完成。
ちょっと焼きすぎた感じはありますが、皮を焼きすぎたというよりも皮の表面の粉と餃子の餡から滲み出てきた脂や肉汁が合わさって羽のようなものができてそれが底面に張り付き焦げてしまったようです。
サイズは一般的な浜松餃子に比べるとかなり大ぶりです。
厚めの大判皮を使ってヒダも深めに刻んでいます。
望むらくは閉じきっていな部分があるのでしっかりと閉じて欲しいところ。
皮はモチモチ食感で存在感も強く、良質な皮を使っています。
餡は浜松餃子らしくキャベツ中心。
かなり粗めに切っているのでザクザクとした食感とキャベツの甘みがダイレクトに感じられます。
比率は高くはありませんが粗挽きの豚肉を使っているため肉の存在感もあり旨みもしっかりしています。
ニンニクも効いていて、甘めの下味もしっかりとしているのでタレなしでも十分美味しくいただけます。
これぞ定食屋さんの餃子という感じで、ビールのお供というよりもご飯のおかずとして力を発揮してくれそうですね。
付属していた餃子のタレも使ってみることにしました。
タレは特別なものではなく市販品のようです。
餡に下味はしっかりと付いていますが、塩気は抑えめなので酢醤油のシンプルなタレとの相性が良いのかもしれませんね。
ちなみに同梱されていたレシピ集には「時次郎餃子」なる、あんかけ揚げ餃子のレシピも掲載されていました。
あんかけ餃子というと本駒込の「兆楽」や代々木の「山水楼」が有名ですが、「時次郎餃子」のレシピも美味しそうです。
「たかこの餃子」は皮がしっかりしているので揚げ餃子にしても食感が良さそうですね。
もう一つ、クラウドファンディングのお礼品として「GYOZA BOY」Tシャツをいただきました。
シンプルなデザインなので、餃子関連のイベントに来ていっても良さそうです。
バックプリントは大きめで目立ちますね。
普段着に使えるかというと微妙なところですが、餃子Tシャツのコレクションがまた増えました。
皮の食感も具材の切り方も味付けにもこだわりを感じる美味しい餃子だったので、しっかりと包んでもらえれば、家庭のフライパンでも美味しく焼ける通販でも人気の餃子になりそうですね。
浜松にある「餃子のたかこ」の店舗も怪しげな感じで面白そうだったので一度は現地にも訪れてみたいと思います。