大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。
今日は久々に大阪京橋から餃子レポートです。この商圏は大手餃子チェーン店が全て集まる餃子激戦区です。
今回レポートする「大阪王将」のほか「餃子の王将」「大阪王」「眠眠」、関東の「ぎょうざの満州」。その他、独立系の老舗餃子店も何軒かあります。
「大阪王将 京橋店」に関して少し説明すると…
(関係各社の公式ホームページ等を参考にまとめました)
1969年に現「イートアンド」が「大阪王将」一号店をここ大阪京橋の地に創業しました。
1971年には現「浪速フード」がフランチャイズ加盟しました。
その後、京橋店は同じ京橋エリアではありますが場所を移転し、現在は「浪速フード」さんが運営をされています。
つまり「イートアンド」と「浪速フード」の両社はFC: フランチャイズ関係にあり、「イートアンド」が本部(フランチャイザー)、「浪速フード」が加盟店(フランチャイジー)となります。
言うなれば「大阪王将 京橋店」にとって、「イートアンド」さんが“生みの親”なら、「浪速フード」さんは“育ての親”になりますね。
「浪速フード」は京橋店の他に大阪エリアで、天六店、淡路店、西九条店、山本店、古市店、寺田町店、玉出店、大国町店、十三店、恵美須町店、上本町店、石切店、中百舌鳥店、深井店、福島店、蒲生店、古川橋店…
現在18店の「大阪王将」を運営されています。
また、独自ブランド店として「甲州麺」(恵美須町)、「福来亭」(日本橋)の2店も運営され、そちらでも個性的な餃子を提供されている様です。
さて、その「大阪王将 京橋店」に入ります。
こちらのお店、以前に大阪餃子通信でもレポートしましたが、創業者の文野新造氏、現在千林店の本木健二氏、現在甲東園店の佐野文夫氏、そしてあの「大阪王」の創業者など、伝説の方々がこの厨房に立たれたお店です。
創業当時は超人気店で雨や雪の日でも長蛇の列が絶えなかったという伝説もあります。
現在は昔の面影は全くなく、店外も店内もモダンな雰囲気です。
“クラシック王将”として残る守口店の方がよっぽど創業店っぽいですね。
メニューから焼餃子、そして千林店や甲東園店のレポートと同じく、店の実力を確認するため天津飯を注文します。
注目の餃子は“6分焼き”?!を特徴とされているそうですが、どんな焼き方なんでしょう…
焼き時間が6分?
焼き具合が6分?
(厨房の方に伺うと、答えは焼き時間らしいです)。
因みに王将ファンの間では、「餃子の王将」であっても「大阪王将」であっても、直営店かFC店かどちらが美味しいかという議論がよくされています。
直営は本部の忠実なレシピ、FCは各店の独自なレシピというイメージがありますね。
確かに、京橋店のメニューを見ると初めて見る料理もありました。
厨房では店長代理の方が餃子を焼かれています。
まず天津飯が運ばれてきました。
天津飯は甘酢のトロみが強く私好みに仕上がっています。
天津飯は各店レギュラーメニューですが、かなり違いが出やすい料理ですね。
そしてオーダーから“6分後”には餃子ができあがりました。
“6分”の焼きはキツネ色より少し濃い焦げがつくぐらいの仕上がりです。
他の店って平均何分ぐらいなんだろ…
王将系の店では、餃子の焼き方を両面焼き、よく焼きなど、カスタムオーダーできまが、そのお店の標準的な焼き具合が一番ベストかなと思います。
餡は少な目で、皮はヒダを大きく包んでいます。
それ故に少し残念なのは、箸で餃子を分け摘んだ時に皮が剥がれ易いのが欠点です。
この点は「食べログ」でも何人か指摘されていました。
因みにタレには減塩醤油を使用されているらしいです(食べた感じでは分からないですが)。
あと、関西らしく味噌ダレもあります。
大手餃子チェーン店が全て集まる餃子激戦区で「浪速フード」さんは「大阪王将」の“育ての親”として京橋店を色々な面で進化させていました。
「大阪王将 京橋店」
大阪市都島区東野田町2-8-8
06-6135-5521
11:00〜27:30、年中無休