東京餃子通信編集長の塚田です。
前回に続いて岡山出張のついでの岡山餃子店のレポートです。
仕事関連の会食が終わった23時過ぎ、この時間でも入れる餃子店を探すと中央町という岡山駅から少し離れたところで深夜営業をやっている餃子店を発見。
この周辺は岡山の歓楽街らしく遅くまでやっている店が多くあるようです。
青い看板に「ぎょうざ屋」と書かれたお店が見つかりました。
「ぎょうざ屋」とそのものズバリのネーミングのお店です。
店内に入ると先客は一人だけ。
カウンター席の端に座りとりあえず生中を注文。
ぎょうざの種類は、
- ぎょうざ
- しそぎょうざ
- スタミナぎょうざ
の3種類。
ぎょうざの説明の「あっさりジューシー!」という説明が気になりますね。
結局、ノーマルタイプのぎょうざとしそぎょうざを注文することにしました。
注文が入ってからから店員さんがぎょうざを包み、フライパンでぎょうざを焼き始めました。
これは期待できそうです。
まず先に7個入りのぎょうざが登場。
なんだかどこかで見たことがある焼き目の感じです。
この揚げ焼き感は高知の安兵衛を彷彿させる高知屋台ぎょうざのそれですね。
端のぎょうざはヒダの上の方までサクっと油で揚げ焼きになっています。
注文後に包んでいるのも、高知スタイルの薄皮を使っていることを考えれば納得。
サクサク皮のなかには粗刻みでザクザク食感が残ったキャベツ中心の餡。
キャベツの甘みが印象的で、豚肉はコクを出す程度であっさり目の味付け、ニンニクも適度に効いています。
あっさりジューシー!という表現も納得です。
自家製っぽいラー油の砂の部分をすくってタレを調合します。
ぎょうざにたっぷりタレをつけるとラー油の辛味でビールが欲しくなります。
スナック感覚でパクパク食べられるので、締めのぎょうざとして最適ですね。
お隣、広島県生まれのレモスコが置いてあったので数滴たらしてみると、これが揚げ焼きぎょうざに無茶苦茶合います。
続いてしそぎょうざの登場。
焼き面からも、超薄皮の向こう側にしそが包まれているのがわかります。
しそぎょうざと一緒に出されたのは梅塩と梅酢の2種類の専用タレです。
これは面白いですね。
まずは何もつけずに食べてみました。
ベースの餡はノーマルタイプのぎょうざと同じでキャベツのザクザク食感と甘みが強く感じられます。
さらにしその爽やかな香りが口の中から鼻にスーッと抜けていきます。
これはいくらでも食べられますね。
梅塩の爽やかな香りとしその香りの相乗効果で、さらにさっぱりとした印象になります。
梅酢も非常によく合います。
これはノーマルタイプのぎょうざにつけても良さそうですね。
ぎょうざ7個としそぎょうざ6個はあっと言う間に胃袋の中に消えて行きました。
さっぱりしているので、全く胃もたれなどがない深夜の締めぎょうざとしては最適ですね。
高知屋台餃子の文化が岡山まで伝わっていることに驚きました。
以前、高知に行った際に「ぎょうざ屋」という揚げ焼きぎょうざ専門店に行ったことがあります。
梅塩や梅酢は使われてませんでしたが、しそぎょうざはメニューにあったので、何か関係があるのかもしれないですね。
ご存知の方がいたら教えてください!
ぎょうざ屋 岡山店 (餃子 / 新西大寺町筋駅、大雲寺前駅、田町駅)
夜総合点★★★★★ 5.0