東京餃子通信編集長の塚田です。
府中での仕事帰り遅めのランチを食べられる店を探索。
そういえば先日入手した2001年発刊の『ブルーガイド・グルメ おいしいラーメン・餃子の店』に掲載されていた店があったはずだと探してみると、駅からすぐだということが判明。
早速そちらに向かいました。
駅隣の商業ビル「くるる」の一階にある「らいおん」は、老舗ラーメン店として地元では有名なようですが、ブルーガイド・グルメによれば餃子にも力を入れているのだとか。
お店に来てみると餃子に注目すべきなのは確かなようです。
ポイントはこちらのお持ち帰りコーナー。
私の経験測からお持ち帰りコーナーで生餃子を積極的に販売しているお店は、餃子への自信の表れでもあります。
普通の焼きぎょうざとしそぎょうざの2種類のぎょうざが有るようですね。
私にとってはランチではありましたが、16時近い時間だったので店内はお客さんはまばら。
券売機でみそらーめんとぎょうざ3個を注文。
ぎょうざはしそぎょうざも気になりましたが、初回訪問ということでノーマルタイプを選択。
ちなみにぎょうざは、
- 3個 260円
- 6個 420円
- 9個 620円
と、まとめて頼むと割安になっていきます。
食券を購入して、カウンターの端っこの席に座りぎょうざとラーメンが出来上がるのを待ちます。
先にみそらーめんが登場。
豚骨スープをベースとした味噌ラーメンでかなり濃厚。
海苔とチャーチュー、メンマに菜ばながトッピング。
中太のストレート麺はもちもちしていて食べ応えがあります。
スープは豚骨と油がガツンとくる家系ラーメンを彷彿させるこってり感のあるスープです。
ラーメンを食べ進めると丼に「来恩」の文字が現れます。
「らいおん」というのは百獣の王のライオンではなく「来恩」から来ているようです。
餃子はもっちりした厚皮を美しくこんがりと焼き上げています。
ほぼ焼きムラもなく3個の注文でも丁寧に焼いてくれているのがわかります。
空いている時間だからかもしれませんが、これだけ丁寧に美しい焼き目をつけてくれるのは嬉しいものです。
3個260円という、やや高めの価格設定だけあって、通常の餃子にくらべると1.5倍ぐらいの重さがあります。
厚めの皮でヒダもまぁまぁ多めで、間隔も近等です。
一つ一つ手包みをしているのがわかります。
ラーメンの仕込みをしながら餃子を包むのはかなり大変作業だと思いますが、きっちりとした仕事です。
餡はかなりオーソドックスな具材を使っています。
キャベツと豚肉のバランスタイプ。
香味野菜にニラやにんにくがしっかりと使われています。
昔ながらの中華屋さんの餃子を大ぶりにした感じの餃子です。
ラーメンのサイドメニューとしては丁度良い味付けかもしれません。
お持ち帰りの注文がたくさんあるからなのか餃子のタレは既製品。
このタレにこだわりがあるわけではなさそうですが、せっかくなので使ってみます。
ラーメン用に唐辛子があったのでこちらを辛味に使います。
若干甘めの酢醤油ダレにたっぷりの唐辛子だアクセント付け。
以外と辛味は強くはなく旨味がしっかりと感じられる唐辛子でした。
ただし味も濃くなり辛味もあるのでビールが飲みたくなります。
ラーメンも餃子も味がしっかりしていてボリュームもあるので地元で人気があるのも良くわかります。
「らいおん」には「らいおん亭」という国分寺にも姉妹店があるようで、こちらも餃子を推している様子。
機会があれば訪れてみたいと思います。
蛇足ですが、ブルーガイド・グルメの「おいしいラーメン・餃子の店」には神奈川版もあるのですが、絶版で流通量も少ないのかプレミアム価格がついてしまっているので入手は見送ってます。
おいしいラーメン・餃子の店―最新 (神奈川) (ブルーガイド・グルメ)
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らいおん 府中本店 (ラーメン / 府中駅、府中競馬正門前駅、府中本町駅)
昼総合点★★★★★ 5.0