東京餃子通信編集長の塚田です。
この日はタレコミ情報をもとに武蔵小杉にやって来ました。
タレコミ情報を元に向かったのは昭和23年創業の老舗町中華の「かどや」。
イトーヨーカドーの裏に回ったところで「かどや」の看板を発見。
老舗町中華の店ということで、昭和感満載の店構えを期待していましたが再開発で新しめのビルの中に入っていました。
ちなみに今の店主さんは三代目なんだとか。
キレイなビルの一角に入っていますが、店の入り口には食品サンプルのメニューがずらり。
入口の右にはココナツオイルを使ったダイエットおたすけメニューが紹介されていました。
ココナツオイルは、代謝をあげて脂肪が燃えやすい身体を作ってくれるらしくダイエット食品として注目されているらしいですね。
「かどや」には、そんなココナツオイルをつかった焼き餃子もあるようです。
一時期餃子ダイエットという本が注目されましたが、ココナツオイルを使えば焼き餃子もダイエットメニューとして再注目されるかもしれないですね。
ほぼ満席。
窓際のカウンター席に着席します。
店内は非常にあかるくカフェのような雰囲気もあります。
タレコミ情報でもらっていたトルコライスとココナツオイルの焼き餃子を注文しました。
トルコライスは調理時間が15分ぐらいかかかるとのことだったので、トルコライスのタイミングに合うように餃子も出してもらえるようにお願いしました。
トルコライスは長崎発祥の洋食メニューでピラフとナポリタン、デミグラスソースがかかったポークカツのセット料理です。
かどやのトルコライスは、先代が通い詰めた「渋谷食堂」という洋食屋さんのトルコライスを模範として30年ほど前から提供されているメニュー。
渋谷食堂系のトルコライスにはナポリタンが付かないのが一つの特徴らしく、かどやのトルコライスもピラフとポークカツのみでした。
ナポリタンが付かない代わりに、ポークカツを上下からピラフで挟み込んでいます。
サクッと軽めに揚げられたポークカツとデミグラスソースの相性は抜群。
ピラフは強めのケチャップ味と玉ねぎの甘みが印象的です。
ポークカツとピラフはそれぞれ単体で食べても美味しいのですが、一緒に食べるとデミグラスソースとピラフのケチャップ味が混ざり合うことで、更に濃厚な味付けに。
揚げものかつ味が濃いのに飽きずに最後までペロリと完食できます。
カロリーを考えると恐ろしいメニューですね。
そんなときに頼りになるのがココナツオイル!
と、ココナツオイルに過剰な期待を寄せてしまいます。
ココナツオイル焼き餃子は、餃子を焼く際にココナツオイルを使っているようです。
たしかに餃子からココナツオイルの甘い香りがします。
焼き色はやや薄めですがムラが無くて良い感じです。
餃子のひだが均一に深く刻まれています。
一つ一つ丁寧に包んでいるのがわかりますね。
餡はキャベツをしっかりと絞り切り豚肉とよく練りこまれています。
食べる前はココナツオイルの甘い香りとニンニクの香りの相性が心配でしたが、意外と相性は良いようです。
確かに、東南アジアではこの組み合わせはいろんな料理に使われていますね。
ココナツオイル餃子は、醤油ではなく塩をつけて食べるのがおススメの様です。
日本の醤油の香りとココナツオイルが合わないのかもしれないですね。
「かどや」の餃子の餡の下味はそれほど強めではないので、少し塩をつけて食べるぐらいが丁度良かったです。
渋谷食堂スタイルのトルコライスもココナツオイル餃子も、両方初めての体験でしたがどちらも美味しくいただけました。
トルコライスは子供たちも絶対好きそうな味なので、今度は家族で来てみたいと思います。
かどや (中華料理 / 武蔵小杉駅、新丸子駅、向河原駅)
昼総合点★★★★★ 5.0