東京餃子通信編集長の塚田です。
引き続き今回も福岡から餃子レポートをお届けします。
「たけとら」でニラと白ごまをたっぷり使った特製ダレで一口餃子を楽しんだあと、屋台餃子の開拓を行うべく天神周辺を散策しました。
天神の大丸の前に歩いてくると、何やら長い行列ができている「ぴょんきち」という屋台を発見。
お店の脇では餃子を包んでいるお兄さんが。
手作り餃子も出しているようです。
前日にテレビに出て芸人さんが来たらしく、その影響で行列ができているのだとか。
流石にこの行列に並ぶ時間がもったいなかったので別の屋台を探すことにしました。
ぴょんきちから交差点を渡ったちょうど向かいぐらいのところに「ぎょうざ」と大きくかかれた暖簾を掲げる屋台がありました。
こちら「味府(あじふ)」は、餃子を推している屋台で、創業はなんと昭和47年。
私よりも年上です。
手作りぎょうざの他に、ラーメンや串焼き、各種お摘みが豊富に取り揃えられています。
土曜日の夜という事もあり「味府」もほぼ満席。
丁度前のお客さんが出たタイミングだったので、待たずに入ることができました。
屋台の中には大きな冷蔵ケースがあり、串などが並んでいます。
ぎょうざ1人前と、串、焼酎水割りを注文。
屋台の奥の方の餃子専用の鉄鍋で餃子が焼き始められます。
これは期待ができそうです。
水割りと言いながら、かなり濃いめです。
焼酎を飲みながら、お母さんやお客さんと談笑。
もっぱら花見とホークスの話。
横浜から来たというと、昨年の日本シリーズの話になりました。
見知らぬ人とすぐに仲良くなれるのも屋台の魅力ですね。
まず先に串が焼き上がりました。
手前から
- バラ
- 砂ずり
- 皮
どれも一本110円とリーズナブルな価格設定。
餃子の焼き上がりを待つのにちょうどよいつまみです。
そして手作りぎょうざの登場。
小さめの一口餃子が10個。
メニューには8個と書いてありましたが、多い分には気にしないでおきましょう。
並べ方は乱雑ですが、焼きは丁寧。
いい色に焼きあがっています。
包み方はお世辞にも丁寧とは言えません、、、
とにかく早く包めるように、ひだも少なく圧着もされていません。
中には口が開いてしまっているものもありましたが、これも屋台餃子の個性ということで受け入れたいと思います。
一口サイズの餃子の中には、豚肉、キャベツ、ニラ、にんにくと一般的な餃子の具材をを使われた餡が包まれています。
ニンニクは、かなり強めでパンチの効いた味です。
タレは調合済みの酢醤油。
やや甘めの味付けです。
ニンニクは効いていますが、餡の味付けは強くないので餃子ダレで味付けを調整しながらいただきました。
カリッとした焼き目と、やや甘めの餃子ダレそしてパンチの効いたニンニクの相乗効果で、ビールや焼酎をぐいぐい飲みたくなってしまいます。
締めというよりも、飲みに行く前の景気付けに良いかもしれませんね。
福岡での屋台の餃子は、中州の「たけちゃん」ぐらいしか訪問経験がなかったのですが、それぞれ手作りで個性を出していて面白そう。
もう少し深く探ってみたいと思いました。
福岡の屋台餃子に関する情報をお持ちの方いましたら、どんどんタレコミよろしくお願いします。