東京餃子通信編集長の塚田です。
今回は鶯谷駅にやってきました。
駅を出てすぐのところに地元で人気の町中華「大弘軒」があります。
改札をでてからお店まで要した時間は約10秒ほど。
駅前中華というのはこういうことを言うのでしょう。
入口の脇のショーケースには食品サンプルがきれいに並んでいます。
ショーケースに清潔感がある店は良店の可能性が高いので、その点では安心できるのですが餃子のサンプルがないのは気がかりです。
お店に着いたタイミングで1つテーブルが空いていたので待たずに入店できました。
古い建物ですが、清潔感はあって居心地はよいです。
とりあえず餃子と瓶ビールを注文。
餃子が焼きあがるまでの間に、つまみとしてザーサイも注文。
お値段なんと50円。
小皿に盛られた適量のザーサイ。
これくらいで十分。
ビールとザーサイでつないでいると、餃子が登場。
はい、完璧な焼き上がりです。
これは気分が上がります。
よく焼き気味に上手く仕上げてあります。
ちょっと細長い三日月状の形状。
それにしても、ここまでムラなく焼けるのはすごい。
ご主人はかなりの腕の持ち主ですね。
やや薄めの皮を使っていますが、餡は大胆にみっちりと詰め込んでいます。
そしてヒダはやや浅めに等間隔に刻まれています。
ただの町中華と思いきや、焼き方は包み方はかなり繊細な仕事をしています。
餡は野菜多め。
しっかり絞ったキャベツを中心にネギなどでアクセント。
にんにくはかなり効いていて、昭和を思わせる懐かしい味わいの餃子です。
軽めの餡と、薄皮&サクッとした焼き目のバランスがちょうどよい。
味付けはしっかりしていので、かなり薄めの酢醤油で。
ビールのつまみでもご飯のおかずでも麺類のサイドでも、どれでもいけそうなオールマイティな餃子です。
締めは焼きそば。
中華屋さんのソース焼きそば。
締めのつもりで頼みましたが、これもビールのつまみに最高。
追加で瓶ビールをもう一本いってしまいました。
立地から店の雰囲気から、ご主人の腕まで、非の打ち所のない優秀な町中華の店。
今回は餃子と焼きそばだけでしたが、他のメニューも絶対に美味しいと思います。
近くにあれば通っちゃいますね。
大弘軒 (中華料理 / 鶯谷駅、入谷駅、日暮里駅)
夜総合点★★★★★ 5.0