東京餃子通信編集長の塚田です。
前回鶯谷駅前の「大弘軒」で餃子と焼きそばを堪能したその足で、もう一軒気になっていた町中華の店をハシゴすることにしました。
この日は、3名での食べ歩きだったので、まだまだ余裕です。
向かった先は三河島。
鶯谷からは徒歩で15分ほど。
駅の手前の住宅街の中を入っていくとお目当ての町中華店「すずき」が見えてきました。
赤いテントと赤い暖簾。
町中華のお手本のような佇まいです。
おそらく三河島駅からは徒歩5分ぐらいのところです。
日暮里から歩いても15分ぐらいだと思います。
店内に入って、まずは餃子と瓶ビールを注文。
瓶ビールはキリンラガービールでした。
お通しは魚の煮付け。
これがものすごく美味しい。
通常メニューにあるわけではなく、食材を仕入れに行った時に思いついたものを作っているらしいです。
他のメニューも注文しようとメニュー表に目を向けると、天井からハエ取り紙が吊り下げられていました。
子供の頃に夏におばあちゃんの家に行った時に見かけたのを覚えていますが、未だに現役で使われているとは驚きです。
焼売が人気メニューということで、そちらを追加オーダー。
実は「すずき」のご主人は、焼売で有名な築地の老舗店「やじ満」で20年以上修行をされていた方。
こちらでも「やじ満」仕込みの焼売が食べられるのです。
豚肉と玉ねぎたっぷり入った焼売はとってもジューシー。
ソースとからしをチョイ付けして食べると美味いのなんの。
豚肉と玉ねぎの旨さが、ソースで増幅されますね。
ものすごく食べ応えがあり、満足度の高い焼売です。
続いて餃子が登場。
3人用に2つずつに分けて並べてくれました。
細かい心遣いが嬉しいですね。
焼き加減もほぼ完璧。
きつね色にキレイに焼けていますし、余分な油もしっかりきってあります。
皮はやや薄め。
餡のキャベツの緑色の部分が透けて見えています。
皮は薄いですが、焼き目のパリッとした食感とモチっとしたしっかりとした食感が楽しめます。
餡はキャベツ多め。
細かく刻まれよく水分を絞ったキャベツを豚肉と一緒にねっとりするまで練り上げています。
味付けはニンニクが強めに効いたスタミナ系餃子ですね。
ちょっと濃いめの酢醤油とラー油でいただきます。
ビールとの相性は悪くないですが、ご飯のおかずとして抜群の実力を発揮してくれそうな餃子です。
「湯飯」という気になるメニューを見つけたので聞いてみるとタンメンのご飯版とのこと。
「タンハン」と呼ぶのかと思いきや「ゆめし」と読むらしい。
締めにちょうどよさそうなので、「湯飯」をいただくことにしました。
丼もられてでてくる様子はぱっと見はタンメンですね。
下の方にご飯が沈んでいておじやの様な感じ。
白菜、キクラゲ、人参など野菜たっぷりで、味付けもさっぱりと塩味。
これは飲んだ後の締めにベストな選択でしたね。
ご主人のベテランの腕前に大満足。
夜10時まで営業しているので、また餃子と焼売で一杯やりに来たいですね。