東京餃子通信編集長の塚田です。
タレコミ情報を元に川崎のコリアンタウンにやってきました。
川崎の臨海部にあり電車で向かうにはとても不便な場所にあるため、今回は珍しく車を使っての食べ歩きです。
セメント通りという通りの入り口にコリアンタウンの門が立っていました。
セメント通りには以前浅野セメント(現太平洋セメント)という会社があったため名付けられたそうです。
門をくぐるとチマチョゴリを着たコリアンタウンのマスコット(?)がお出迎え。
週末のお昼時に来たため通りはかなり閑散としていました。
コリアンタウンというだけあって、セメント通り沿いには多くの焼肉店があります。
こちらは1960年創業の「焼肉 西の屋」。
かなり立派な建物です。
レトロな雰囲気の焼肉屋さんも。
こちらの美星屋は、夜のみの営業の様子。
建物の修繕中ではありましたが、孤独のグルメにも出た東天閣というお店もあります。
そんなセメント通りを抜けていくと逆サイドの門の下に目的のお店「ハナ」を発見。
店頭の写真とテントにはハイビスカスが。
ハナ=ハイビスカスってことなのかと思いきや、ハナは韓国語で「ひとつ」とか「最初」といった意味があるそうで、こちらが由来かもしれません。
コの字カウンターで厨房を囲んだ店内は、お昼時を少し過ぎていたにもかかわらずといほぼ満席。
通しの営業をしているそうです。
お店はかなり古いのですが、厨房のステンレスもカウンターも清潔感があります。
これは期待できそう。
お隣のお客さんはビールと餃子を美味しそうに食べていましたが、この日は車を運転していたのでお水で我慢。
お水はカウンターの上の緑茶のペットボトルから注ぎます。
ペットボトルは全て緑茶で揃えられています。
定番メニューということでラーメンと餃子を注文しました。
ラーメンは750円、餃子は480円と、やや強気の価格設定ではあります。
5分ほどしてラーメンと餃子がほぼ同時に運ばれてきました。
ラーメンは懐かしい感じの中華そば。
時々こういうラーメンを食べたくなりますよね。
お皿には大きめの餃子が6個盛られています。
この大きさなら480円も納得。
焼き加減もパリッと良い感じ。
ちょっと焦げがついてしまっているのは残念な所。
中厚の皮を使いヒダは深めに刻み、餡をふんわりと包んでいます。
餃子の端の方は包みきらないのがハナ流のようです。
スヰートポーヅのようにあえて肉汁を外に出して焼き目に味付けをしているのでしょうか。
皮は閉じきってはいないのですが、箸で持ち上げても不思議と餃子が崩れることはありません。
餡にはキャベツのザクザクとした食感が残っています。
キャベツはやや粗めに刻んであり、水分も絞りきってはいないようです。
ジューシーさはあまりありませんが、味付けはやや甘めでしっかりとついています。
ニンニクとニラも強めに効いています。
酢醤油は薄めに作りました。
ラー油は自家製なのか、かなり辛め。
それほど多くは入れていないのですが、ピリ辛なタレになりました。
大きな餃子が6個もあったので前半は何もつけずに餃子だけでラーメンのサイドメニューとして。
後半はタレで味付けをさらに濃くして、主役として活躍してもらいました。
ラーメンと餃子でお腹いっぱい。
今回のタレコミ情報もあたりでしたね。
投稿いただいた方、ありがとうございました。
帰り道にセメント通り沿いにあった甘味どころに寄り道をしていくことにしました。
かなり雰囲気のあるお店ですよね。
店内もこんな感じ。
昭和30年代にタイムスリップしたみたいですね。
自家製のアイスクリームを最中に包んでいただきました。
甘さ控えめでさっぱりめ。
ラーメンと餃子の後には最高のお口直しでした。
焼肉で有名な川崎コリアンタウンですが、近くまで来た際にはついでにハナの餃子も食べていくことをお勧めします。
通し営業はしていますが、夜は早めに閉めてしまうそうなので焼肉の前に餃子とビールで準備運動的な感じが良いのかもしれないですね。
中華料理ハナ (中華料理 / 浜川崎駅)
昼総合点★★★★★ 5.0