東京餃子通信編集長の塚田です。
本日やってきたのは新松戸駅。
常磐線と武蔵野線の乗り換駅です。
ちょうど柏方面に用事があり、まえまえからチェックをしていた「ぐるっと千葉」の餃子特集の掲載店でランチを取っていくことにしました。
都内の餃子情報はしょっちゅうテレビや雑誌で特集がありますが、少し郊外にでるととたんに情報が少なくなります。
そんな時に地元タウン誌の餃子特集はものすごくありがたい情報源になります。
向かったのは駅から徒歩1~2分の中華食堂「とんとん餃子」。
創業41年創業の老舗店です。
「俺の餃子を食べに来い!!」
と自信たっぷりのキャッチコピー。
「にんにく臭くて何が悪い!!」
と、最近のオシャレ餃子ブームへのアンチテーゼなのか、とにかく激しい横断幕が出迎えてくれます。
現在の店主さんのお父様が、昭和41年に同じ松戸市の仲井町に町中華店として開業した「華苑飯店」を継承しているため正式名称は「とんとん餃子 華苑飯店」とのこと。
新松戸に移ったのが昭和58年なので、新松戸に来てからすでに35年が経過しています。
「とんとん餃子」と名前は餃子専門店っぽいですが町中華のお店です。
ランチタイム終わりギリギリの14時に店内に入ることができてギリギリセーフ。
680円というお得なお値段で餃子セットがいただけました。
餃子セットは餃子10個にライス、スープ、サラダ、ザーサイがついているかなりボリューミーなセットです。
油多めで揚げ焼きにした感じがいいですね。
町中華のアイデンティティを持ちながらも、餃子を店名に掲げるだけあって焼きへのつよいこだわりを感じます。
この焼き方は焼き機では難しいと思うので、鉄鍋もしくはフライパンで焼かれているのだと思われます。
皮は中厚でもちもちした弾力がある上質な皮を使っています。
皮の製造は地元松戸の老舗製麺所「佐藤製麺所」に委託しているとのこと。
餡は豚とキャベツを中心にねっとりと練りこまれています。
看板にあった通りにんにくはこれでもかというぐらいに効かせてあります。
この後の打ち合わせが気になるレベル。
生姜のかけらが一緒に包まれていて、シャリっとした食感のアクセントになっています。
餡の味付けは甘めについていますが、酢醤油をつけて食べたい餃子。
油はたっぷり使っているのでお酢の力でさっぱりと。
そして醤油で味の調整をします。
テーブルにはラー油が用意されていたのでラー油を使いましたが、一味唐辛子など辛味だけを追加できた方が合っているかもしれません。
酢醤油をたっぷりつけてご飯にワンバウンド。
餃子とご飯を順番に楽しんでもよし、餃子とご飯を一緒にかきこんでもよし。
とにかくご飯がどんどん進む餃子でした。
ご飯との相性の良さは、町中華店ならではですね。
ボリューム満点かつパンチの効いた味付けに大満足のランチでした。
わざわざ途中下車した意味はありました。
新松戸が遠いという方は、楽天市場で通販もやっているようなので、こちらでもお試しください。
千葉県の餃子は我が家からのアクセスの問題でまだまだ開拓しきれていません。
ここはというお店の情報がありましたら是非タレコミ情報を宜しくお願いします。
とんとん餃子 華苑飯店 (中華料理 / 幸谷駅、新松戸駅)
昼総合点★★★★★ 5.0