東京餃子通信編集長の塚田です。
東大生御用達の餃子店が東大赤門前にできたというタレコミ情報をいただきました。
私は普段湯島で働いているので東大は目の前にあるのですが、赤門側に来るのは久しぶりです。
タレコミ情報をもとにやってきたのはこちら「赤門餃子軒」。
赤門のはす向かい、ほぼ正面と行っても良いのではないというぐらいの好立地。
ネーミングにも赤門を掲げています。
2017年の春頃にできたお店のようです。
餃子推しの大陸系中華居酒屋的な雰囲気です。
店内は明るくて清潔感があります。
居抜きではなく、開店に合わせて改装を行ったっぽいです。
ランチタイムの終わり間際だったので、店内には東大生らしき先客が数人のみ。
私は手前のカウンター席に座りました。
店の奥の方では職人さんが夜営業のために大量の餃子を包んでいます。
餃子包みって大変な仕事ですよね。
餃子が付いてくるお得セットからEの魚の甘酢炒めセットを注文しました。
調理時間中に夜のメニューをチェック。
セットの餃子は一色でしたが、どうやら三色の餃子があるようです。
こちらのメニューを見る限り、餃子以外は四川料理系を得意としている様子です。
17時以降にはお疲れ様セットという、三色餃子6個とドリンクがついて600円という素敵なセットメニューがあります。
これは、17時以降にも再訪する必要がありそうです。
5分ほどしてお得セットが運ばれてきました。
魚の甘酢炒は結構ボリュームあります。
酢豚の豚肉を白身魚に変えたようなメニュー。
野菜がたっぷりで嬉しいですね。
ライスとスープはお代わり自由と、これで学生には嬉しいサービス。
餃子はやや小ぶりの餃子が5個。
お皿が大きいので小さく見えますが、やや小ぶり程度です。
若干の焼きムラが気になりますが、全般的には良い焼き加減だと思います。
ヒダは細かく刻まれ、小さい皮の割には餡もたっぷり詰め込まれています。
皮は厚くはないですが、しっかりとした弾力を感じます。
その中にたっぷり詰め込まれた餡はかなりジューシーで味付けも強め。
超粗挽きの豚肉と、同じく粗めに刻まれたキャベツの食感が残っています。
ニラの香りが強めなところも私好み。
手作り感のある良い餃子だと思います。
これだけ肉の食感があって下味がしっかりしていれば酢コショウを試したくなります。
予想通りこの餃子には酢コショウはよく合いますね。
この食べ方だとさっぱりしてパクパク食べられてしまうので、W餃子セットにしても良かったかもしれません。
ランチで食べた餃子の味が良かったので、後日3色餃子を試すべく、ディナータイムに再訪しました。
お目当ては600円のお疲れ様セット。
餃ビーと行きたいところでしたが、その週末にマラソンのレースを控えていたために梅ジュースに。
クエン酸たっぷりで疲労回復に良さそう。
しばらくして3色の餃子が2個ずつ運ばれてきました。
メニューの写真とは異なり一列に並んでいます。
焼き面は全部茶色っぽくなってしまうので、ひだを上に並べた方が見栄えがするように思えました。
まずはほうれん草が練りこまれた緑の餃子。
ひだの刻み方は昼間食べた白い餃子よりも大きめ。
狙いがあるのか作り手によるバラツキなのかは分かりません。
餡はおそらく白い餃子と共通。
ニラがたっぷりはいっっているので、香りがとても良いですね。
続いて皮に唐辛子が練りこまれた赤餃子。
これはじわりじわりと辛さが攻めてくるタイプの餃子です。
餡にも唐辛子が足されているのか、皮から唐辛子エキスが染み出ているのかわかりませんが、肉汁もかなりホットな感じ。
熱々で辛いので刺激はなかり強いです。
この餃子を食べた後は、しばらく他の餃子を食べても味がわからなくなるので、食べる順番には気をつけましょう。
この日は我慢しましたが、ビールとの相性は抜群だと思います。
東大赤門の目の前で、「赤門餃子軒」という店名で「真っ赤な餃子」を出しているのは単なるネタなのかと思いましたが、思いの外、実力派のお店でした。
学生だけあってランチも夜もかなりリーズナブルな価格設定なのも嬉しいですね。
東大に来た際には是非お立ち寄りください。