東京餃子通信編集長の塚田です。
小田原に行く予定があったので、少しだけ足を伸ばして小田急線の「栢山駅」へ。
前々から何人もの人からタレコミ情報をもらっていて気になっていた餃子屋が近くにあります。
実は2年ぐらい前に一度訪問を試みたのですが、その日jはたまたま臨時休業に重なってお店に入ることができませんでした。
栢山駅から徒歩5分ぐらいでお目当ての餃子屋に到着。
その名も「餃子屋」。
直球すぎるネーミングで、ひねりが一切ないのが逆に新しいかもしれませんね。
お昼時は行列ができるのが日常らしいですが、この日はやや早めの時間に来たため待ち時間ゼロで店内へ。
カウンター席の一番奥の席に案内されました。
餃子のメニューはかなり豊富
- 餃子
- スタミナ餃子(ぎんなん、にんにくUP)
- たんたん餃子(豆板醤、ザーサイ入り)
- カニ餃子
- エビ餃子
- あさり餃子
- イカ餃子
- コーン餃子
- カレー餃子
- 水餃子
- うどん入り水餃子
とかなり豊富。
値段は、600円〜とやや高めの設定です。
店員さんによると、かなり餃子のサイズが大きいとのことなので2種類に止めることに。
オーソドックスな餃子とあさり餃子を注文することにしました。
カウンター越しに厨房をのぞくと、店員さんが皮を伸ばしているのが見えました。
手延べで皮を作っているのにも関心しましたが、その皮の大きさに驚かされます。
直径12~13cmはありそうです。
2皿も注文したことを少し後悔しますが、注文したからには一人で食べきるしかありません。
餃子の皮のサイズにビビりながらも、小皿と橋をセッティング。
臨戦態勢が整いました。
そこに運ばれてきた迫力の焼き餃子たち。
手前があさり餃子、奥がノーマルな焼き餃子。
見た目では判別はできません。
皮を見ていたので心構えはできていたつもりではありますが、かなりの大きさです。
割り箸と比べてみるとその大きさが想像できると思いますが、一般的な餃子の3倍ぐらいの体積がありそうです。
これで1人前600円はかなり安いですね。
裏から見るとこんな感じ。
迫力ありますね。
こんなに大きな餃子なのにムラがなくキレイにきつね色に焼かれています。
見るからにパリッとしていそうです。
焼き手のレベルの高さを感じます。
手延べ皮ですがヒダはしっかりと深く刻まれています。
焼き餃子用に皮をかなり薄めに伸ばしているようで、餡の中身も若干透けて見えます。
腹側からも餡が透けてますね。
まずはノーマルな焼き餃子から。
薄く伸ばされたパリッとした皮が美味しい。
弾力はそれほど強くなく、ジャンボ餃子をパリッと軽い食感で食べさせるという狙いの様です。
餡の具材はほぼキャベツ。
ねっとりとした餡なのでつなぎで豚肉は若干使われていると思われますが、野菜たっぷりでとてもさっぱりしています。
スタミナ餃子ではないノーマルタイプでもにんにくはしっかりと聞いています。
味付けもかなりシンプルで、キャベツの甘みを上手に活かしています。
続いてあさり餃子。
ベースの餡は共通。
そこにあさりの粒が一緒に包まれています。
あさりの風味が良いアクセントになっています。
餡の味付けが濃くないので、あさりの風味をしっかりと感じることができました。
味付けは薄めなので、自分好みでタレを調整していくのがオススメ。
ジャンボサイズの餃子を14個も頼んでしまったので、後半に向けて飽きがこない様に適度に味を変えていく必要もあります。
お酢、醤油、ラー油の他に、調合済みの酢醤油も用意されていました。
まずはお店で調合されたミックスタレから試してみます。
醤油と酢がちょうど5:5ぐらいでしょうか。
普段私が使う酢醤油よりも濃い目の配合です。
こちらにノーマル餃子をつけてパクリ。
味は濃くなりましたが、餃子が大きいので餡への浸透は弱い感じです。
そこで町家の一龍流の食べ方で。
半分にした餃子の断面から、餡に餃子タレを吸わせます。
これで元の餃子の味とだいぶ変わりました。
後半戦で、ベース餡の味に飽きてきたら試してもらうと良いかもしれません。
私の好みとしてはもう少しお酢が多い方が良かったので、タレを再調合。
醤油とお酢の比率が2:8ぐらい。
なぜかお酢で薄めた後の方が、餃子の餡の方まで味が浸透している気がしました。
タレを使って味を変えながらパクパク食べ進めていると、気がつけば完食。
餃子のサイズは大きいですが、皮は薄めで餡も野菜中心でさっぱりしているので意外とすんなり食べられてしまいました。
今回は2種類しか食べられなかったので、何度も通って全種制覇を狙いたい。
特に水餃子がどんな感じなのか確かめたいと思います。
タレコミ情報のおかげでまた良いお店に出会えました。
小田原の郊外と立地は悪いですが、わざわざ行く価値のあるお店だと思いますよ。