東京餃子通信編集長の塚田です。
昨年、BS日テレの「夢眠ねむのまどろみのれん酒」という番組に餃子の王様ことパラダイス山元さんが出演されるとのことで拝見していたところ、なんと番組中であるお店の餃子にパラダイス山元さんが「蔓餃苑」公認を与えていたのです。
東京餃子通信の読者の方であれば「蔓餃苑」を知らない方は少ないと思いますが、念のためにおさらい。
パラダイス山元さんがオーナーの会員制の高級餃子店。
年中平常休業でパラダイス山元さんのスケジュールが空いたときにしか開苑しないため、日本で最も予約がとれない餃子店です。
詳細はこれらの記事を御覧ください。
そんな「蔓餃苑」公認の餃子が食べられるお店が浜松町にある「日本酒 室 MURO」。
年末に餃子仲間との忘年会で「日本酒 室 MURO」に伺いました。
ちなみに、蔓餃苑公認の餃子は、仕込みが必要になるため予約が必要です。
「日本酒 室 MURO」は、店名から想像できる通り餃子専門店ではなく、北陸の酒蔵の日本酒を楽しめる立ち飲みバーです。
店内にはずらりと扱っている日本酒のラベルが飾られています。
餃子は予約時に注文しておいたので日本酒を飲みながら待つことにします。
好みを伝えたところ石川の竹葉という日本酒を進めてもらいました。
とてもすっきりした風味で飲みやすいお酒です。
こちらは酒粕が使われたポテトサラダ。
竹葉の酒粕が使われているようで、竹葉との相性は抜群。
他にも、昆布締めやベーコンなど色々とつまみを出してもらったのですが、日本酒に夢中で写真を撮り忘れてしまいました。
日本酒も竹葉以外にも、立山など北陸の日本酒をいくつか飲み比べ。
そして中盤から待ちに待った「蔓餃苑」の餃子が始まりました。
餃子の上に鎮座しているのはプチトマト。
「たまごサラダトマト餃子」です。
熱々の餃子とひんやりトマトにギャップが面白い。
皮に包まれているのは、なんとたまごサラダ。
以外な組み合わせですが、不思議と餃子として成立していますし、日本酒との相性も良かったです。
ちなみに、これはパラダイス山元さんのレシピ本「うまい餃子」で紹介されていた餃子です。
私も以前「たまごサラダトマト餃子」は試してみましたが、ご家庭でも手軽に作れますよ。
続いては「ラムパクチー餃子」。
今やゼナキング餃子を抑えて蔓餃苑の定番餃子の地位を獲得しつつあるこちらの一品も「室」では公認餃子としていただくことができます。
ラムパクチー餃子はトリュフ塩をつけていただきます。
テレビで見ていて、本当に日本酒とラムパクチーとトリュフ塩が合うのか半信半疑だったのですが、実際に試してみるとこれがバッチリ合うので驚きです。
次の餃子が出てくる前に「次の餃子は日本酒よりも黒ビールと合わせるのがオススメです」と言われたので、日本酒を離れてYEBISUビールのスタウトへ。
そして登場した餃子はこちらの「フライド納豆生ハム巻き餃子の干しぶどう添え」。
揚げ餃子の餡は納豆。
そして餃子をさらに生ハムで包んでいる超独創的な餃子。
これも前述の「うまい餃子」で紹介されているレシピです。
納豆は加熱すると美味しいんですよね。
揚げた納豆餃子と生ハムの塩味、そして干しぶどうの香りと甘味により複雑な味に仕上がっています。
これが香ばしいスタウトとの相性が抜群です。
ラストの餃子は「メンママンマ餃子」。
こちらも「うまい餃子」で紹介されているレシピなのですが、私も食べるのは初めて。
餡はなんとメンマです。
メンマの餃子と言われても、なかなか想像がつかないかもしれないかもしれませんが、シャキシャキとした歯ごたえが従来の餃子にはなかったものなので、とても新鮮な感覚です。
唐辛子がアクセントになっていて、酒のつまみに丁度良いですね。
蔓餃苑公認の餃子はもちろんのこと、北陸の日本酒と季節のつまみが楽しめるとても魅力的なお店でした。
2019年は北陸に行ってみたいので、餃子だけでなく現地の日本酒を飲み比べもしてみたいと思いました。
事前に室に通って事前学習して行ったほうが、より楽しめそうですね。
日本酒 室 (立ち飲み居酒屋・バー / 浜松町駅、大門駅、芝公園駅)
夜総合点★★★★★ 5.0