東京餃子通信編集長の塚田です。
音更ぎょうざ宝永の戸越銀座店の店主さんから、音更餃子が食べられる居酒屋が新橋にできたという情報を得て、新橋にやってきました。
向かったのは烏森神社の参道。
1月が始まったばかりのタイミングに訪問をしたので、会社帰りに初詣にくる参拝客もちらほら見受けられました。
参道を戻っていくと右手にお目当ての店が見えてきました。
昨年秋にオープンしたばかりの居酒屋「百薬」。
参道からも店内の様子が見えて、ふらっと立ち寄りたくなる作りですね。
寒いのに外の席でも飲んでいる客がいるほどの人気です。
実はこちら「百薬」は、塚田農場を運営するエー・ピーカンパニーの元副社長が独立して作ったお店としても有名なのです。
この日は一人で訪問したので、運良く待たずに1階カウンター席に座ることができました。
1階のカウンター席の向かいには日本酒や焼酎、ウイスキーがずらりと並んでいます。
2階は宴会が入っていて見ることができませんでしたが、テーブル席で1階とは雰囲気も異なるとのこと。
2階はお酒はセルフサービスで飲む代わりに安く飲めるのだとか。
とりあえずドリンクのオーダーから。
外が寒かったので焼酎のお湯割りを注文。
芋の香りが楽しめるものを所望したところ、伊勢吉どんの35度。
35度のものはなかなか手に入りにくいらしいです。
美味しい焼酎はお湯割りにすると芋の甘みと香りがさらに引き立ちますよね。
お通しは老舗マグロ問屋の石司から仕入れたマグロを使ったばくだん。
こういうお通しであれば大歓迎ですね。
お通しで焼酎を楽しみながら、メニューをチェック。
お酒が進みそうなつまみが揃っていますね。
どれもお一人様の場合はハーフの注文もできるとのこと。
「めいん」には鳥唐揚げと味噌煮込みおでんと並んで「餃子の宝永」味噌だれ餃子が並んでいます。
とりあえず黒枝豆。
味が甘くて濃いですね。
茹で加減も良い感じです。
続いて「とろ〆さば」。
こちらはハーフで注文。
醤油は付けずに食べることを勧められました。
ものすごく脂が乗っていて美味しい。
実はシメサバは私の中ではかなり上位の好物の一つです。
そろそろ餃子が運ばれて来そうなタイミングで焼酎お湯割りから飲み物をスイッチ。
当店の人気だという「カラス森ハイボール」を注文しました。
ウイスキーなのかと思ったちょっと違う。
これは麦焼酎をシェリー樽で熟成したものを炭酸水で割っているとのこと。
餃子との相性もかなり良さそうなハイボールです。
そしてようやく「餃子の宝永」味噌だれ餃子の登場です。
音更ぎょうざの上から味噌だれと青ネギがたっぷりとかかっています。
餃子の皮の白、青ネギの緑、唐辛子の赤で彩りも鮮やかです。
宇都宮の「青源」に近いイメージですね。
ベースとなっている音更ぎょうざはもちもちっとした皮とぎゅっと詰まったジューシーな餡が特徴。
そのまま食べても味がしっかりしていて美味しい餃子ですが、味噌だれとネギをたっぷりと絡めて食べると、さらにお酒が進む味に変わります。
ネギの香りと辛味が良いアクセントになってますね。
ちなみに味噌だれは宝永製ではなく、百薬で調合しているのだそうです。
〆には「南関揚げ」おいなりさんをいただきました。
「南関揚げ」というのは熊本県の南関町特産の油揚げで、独自製法で作られるため味が染み込みやすいのが特徴とのこと。
一口サイズの小さなおいなりさんで、飲んだ後のちょっと食べるのにちょうど良かったです。
店内の雰囲気も、店員さんの接客もとっても良い感じで、気持ち良くお酒と餃子が楽しめるお店でした。
2階のセルフドリンクの部屋も楽しそうなので、今度は宴会で使ってみたいですね。