東京餃子通信編集長の塚田です。
今年何度目か分かりませんが餃子食べ歩き仲間との新年会。
会場は三田線の板橋区役所前駅から仲宿商店街を抜けた住宅街の中にある「MIKIYA GYOZA STAND」。
カウンター6席のみの小さな餃子専門店です。
「MIKIYA GYOZA STAND」の営業時間は通常19:30までなのですが、予約をすればそれ以降の時間でも受け付けてくれるという柔軟な対応をしてくれます。
もともとこの場所で営まれていた町中華店の「三木家」を一昨年7月に餃子専門店にフルリニューアルして「MIKIYA GYOZA STAND」が誕生しました。
「三木家」は、かつて冒険家の植村直己さんが贔屓にしていたお店なのだとか。
三木家は「MIKIYA GYOZA STAND」の店主の三木さんの奥様のご両親が営んでいたお店で、それを引き継ぐ形で餃子専門店にしたとのこと。
三木さんは他業種から飲食店に転向してきたのですが、餃子に関してはかなり食べ歩きをして研究を重ねたそうです。
東京餃子通信もよくご覧いただいているそうです。
ありがたいことですね。
そんな「MIKIYA GYOZA STAND」自慢の餃子は
- 焼き餃子
- 水餃子
- 肉餃子
- しそ肉餃子
- 鹿もも肉のラグー餃子(数量限定)
の5種類。
数量限定の鹿もも肉のラグー餃子も残っていたので、全種類を制覇を狙うことにしました。
餃子全種類を数量お任せで注文し、 生ビールと漬物で餃子が出来上がるのを待ちます。
餃子の注文が入ってから、店主さんが野菜餃子を包み始めました。
包むのは東亜工業の餃子革命です。
皮も名古屋の超有名店から取り寄せているそうです。
餃子革命が包んだ餃子をよく焼き気味にパリッと焼き上げてくれました。
むちゃくちゃキレイな焼き色ですよね。
機械で包むと底面が平らに広く取れるので、冷凍せずにすぐに焼くと焼き目がキレイに付けられるんですよね。
かなり薄めの皮を使っています。
中の野菜餡が透けて見えます。
キャベツを多めに使った餡は、味付けはしっかりしています。
生姜の香りとキャベツの甘みが際立っています。
これは何個でも食べられるやつです。
お皿にたくさん盛られた餃子がみるみるうちになくなっていきます。
餃子にはニンニクが入っていないので、ニンニクが欲しい場合はおろしニンニクをタレに足して食べます。
ニンニク酢醤油で味変させた野菜餃子も悪くはないですが、私はニンニクなしでさっぱり食べる方が好みでした。
続いて水餃子。
さきほどの焼き餃子と同じ野菜餃子を茹でたものです。
茹でているので更にさっぱりとしていてます。
こちらはタレをつけずに塩コショウで食べることを勧められました。
野菜の甘みと皮に使っている小麦の味が楽しめるシンプルな食べ方ですね。
更にパクチーを添えていただきました。
続いて限定品の鹿もも肉のラグー餃子。
鹿もも肉のラグー餃子には赤ワインがお勧めということなので、ビールから赤ワインに変更。
こちらも焼く直前に包んでくれます。
さらに鹿もも肉のラグー餃子は、餃子革命は使わずに手包みです。
鹿もも肉のラグー餃子が焼きあがりました。
これまた美しい焼き目です。
底面がかなり広くとられています。
焼き目の隙間から赤色の餡が透けて見えます。
3日間赤ワインなどでコトコト煮込んだ鹿もも肉ラグー。
鹿肉の旨味が引き出された上品な味わいの餃子。
これがワインに合わないわけがありません。
グラスワインがあっという間になくなってしまいました。
次の餃子に合わせてレモンサワーに変更。
こちらは肉餃子。
全く焼きムラなしの美しい色です。
肉餃子も餃子革命は使わずに丁寧に手包みをされていました。
先ほどの野菜餃子と打って変わって、豚肉比率の高い餃子。
とてもジューシーで満足度の高い餃子ですが、味付けはシンプルに仕上げています。
さらに肉餃子の餡をしその葉で包んでから餃子の皮で包んだしそ餃子。
皮からしその葉のグリーンが透けて見えてキレイですね。
肉餡のジューシーさとしその爽やかな香りの相性抜群。
これもパクパク食べられてしまう飽きのこない味付けです。
餃子を全種類食べましたが、どれも毎日でも食べられそうな飽きのこない味付けの餃子でした。
特に、しそ餃子と鹿もも肉のラグー餃子が気に入りましたね。
さらには餃子全種類を食べて、結構飲んだにもかかわらずお会計は3000円弱。
お財布にもかなり優しい価格設定です。
最後に、厨房側に入れていただいて店主の三木さんと餃子革命を挟んでの記念撮影。
美味しい餃子をありがとうございました。
「MIKIYA GYOZA STAND」では、TwitterやInstagramなどのSNSで、限定餃子の案内などもされているので、訪問の前にはこれらをチェックをしてみると良いと思いますよ。
MIKIYA GYOZA STAND (餃子 / 板橋区役所前駅、板橋本町駅)
夜総合点★★★★★ 5.0