東京餃子通信編集長の塚田です。
大江戸線の赤羽橋駅周辺でランチをとるため良い店を探していたところ、読者の方からタレコミをもらっていた「古宮」という中華料理店にたどり着きました。
メニューをチェックするとディナータイムはそこそこ良いお値段の設定ですが、ランチタイムはかなり東麻布という立地を考えればリーズナブルな設定です。
店内もかなりモダンなつくり。
お洒落なBGMも流れています。
お昼にしては遅めの時間に入ったため先客が一人という状況でしたが、ランチのピーク時にはかなり混むようです。
五目焼きそばと餃子を注文。
餃子は3個入りか6個入りが選べたので3個にしました。
まずは五目やきそばから運ばれてきます。
スープも付いて850円。
野菜などの具材はかなり大きくカットされていて、シャキシャキっとした歯ごたえも残っています。
彩も鮮やかで、炒め方が上手なんでしょうね。
麺もかなりボリューミーです。
かなり食べ応えのありそうな五目焼きそばでした。
そばは丁寧に両面に焼き色を付けられていました。
カリッと焼けた部分とあんが絡まったところが美味しいんですよね。
たまごスープもさっぱりした味付けで美味しいです。
続いて焼き餃子。
皮の大きさは一般的なもののようですが、餡がたっぷり詰まっているのがわかります。
底面はかなり広めにとっています。
ほとんど焼きムラなく、良く焼き気味に丁寧に焼き上げてあります。
油切りもしっかりしていて、ベタついた感じがないのも素晴らしい。
そして注目すべきはココ!
このヒダの細かさ。
ヒダを細かく刻むことで、たっぷりの餡を皮の中に詰め込むことができるのです。
弾力のある伸びる皮を上手に使っています。
モチモチ、カリカリに仕上げられた皮の中にはジューシーな豚肉餡がたっぷりと包み込まれています。
豚肉比率はかなり高めで豚肉と野菜が1対1ぐらいのバランスでしょうか。
野菜はキャベツとニラと基本的な具材。
ニンニクはかなり控えめ、もしかしたら不使用かもしれません。
ベースとなる下味もしっかりとついていて、やや甘めに設定されています。
豚肉の主張が強く、下味もしっかりしているので、この餃子は酢コショウ向きです。
お酢と粗挽きコショウがテーブルに用意されていたので、酢コショウを作りました。
餃子にたっぷりの酢コショウをつけて食べると、お酢とコショウの効果によって先ほどよりも一層豚肉の存在感が際立ちます。
今回はサイドメニューとしていただきましたが、十分主役として勝負できる餃子ですね。
五目焼きそばからも餃子からも作り手の高い技術かつ丁寧な仕事が感じられる良いお店でした。
今度は夜の時間に複数人で来て、他の料理も色々と食べてみたいと思います。