東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、湘南方面に用事があったので少し一足伸ばして平塚まで餃子を食べに行ってきました。
今回ご紹介するのは「川純餃子専門店」。
平塚ではかなり知られた存在の餃子専門店ですが、市外には全くといって情報が出回っていないようで、私も最近初めて知りました。
というのも立地が無茶苦茶悪いのです。
平塚駅から3キロほど北に向かった工場街のはずれ。
なかなか気軽に来ることができないので、ご近所さんにしか知られていないのだと思われます。
店構えはかなり渋く、レンガの壁も赤いのれんも雰囲気がありますね。
のれんをくぐって店内に。
外から想像していた通りの雰囲気。
店の中に香るゴマ油の香りも期待値を上げてくれます。
一人だったのでカウンター席に着席。
入口左手の座敷にはサッカー選手などのサイン色紙が並んでしました。
やはり地元ではよく知られた存在のお店のようです。
カウンターに貼ってあった雑誌の掲載記事によると創業46年の老舗店とのこと。
この記事も新しくはなさそうなので、50年近い歴史のあるお店のようです。
餃子は焼餃子のみ。
(小)10個、(中)16個、(大)20個から選べます。
どれも単価は75円。
(大)を頼んでもお得ということでは無いようです。
餃子以外のホルモン特製みそ焼きや焼き肉特製みそ焼きも気になりましたが、量も読めないので焼餃子(小)に半ライス、半味噌汁をつけて餃子定食に。
合計金額は1,050円になりました。
カウンターの奥からは餃子が焼ける香ばしい香りがしてきました。
注文から10分弱で、焼餃子とライス、味噌汁の登場です。
ライスは半ライスで十分。
半味噌汁も普通のサイズ。
ハーフサイズにしなかったらどれくらいの量が出てくるのか逆に気になりますね。
そして主役の餃子。
小で10個入りだったので、ひとくちサイズの餃子なのかと思いきや、ななり大きめの餃子が10個。
これであれば750円という価格設定も納得です。
もっちりした皮がカリッと上手に焼けています。
モチモチっとしした触感の強い皮ですね。
ふんわりと包んであるので、油断をすると口が開くので箸でそっと持ち上げましょう。
まずはそのまま何もつけずにいただきます。
モチモチっとした皮の中には、キャベツがたっぷり使われた餡がふんわりと包まれています。
餃子を口に入れると細かく刻まれたキャベツが口の中でホロホロっと崩れていきます。
味付けもさっぱり目でキャベツの甘味が際立ちます。
ニンニクやニラなどの香味野菜も控えめ。
茹でもやしは添えられていないものの、浜松餃子が少し大きくなって皮のモチモチ感を増したような餃子です。
餡に関しては浜松餃子そのものって感じです。
後半はタレをつけて味付けを濃い目にしてみました。
カウンターの上には調合済みの酢醤油が用意されています。
そしてラー油が美味しそう。
ラー油は自家製のこだわりの一品で、純正のごま油をたっぷり使っているためとても香が良いです。
ラー油の砂の部分をたっぷりいれた辛目に調整したタレを餃子にたっぷりつけます。
そしてご飯の上でワンバウンド。
餃子定食ならではの楽しみ方。
餃子タレと餃子の油が適度にご飯に移り、ご飯も美味しくなるんですよね。
ここから餃子とご飯を別々に食べるもよし、ご飯と一緒に餃子を頬張るもよし。
楽しみ方は自由です。
お店の雰囲気も良かったですし、餃子もかなりの実力派。
浜松までいかなくとも、本場顔負けの美味しいキャベツ餃子が食べられます。
餃子の食べ歩きを約10年続けていますが、地元神奈川県下のこんな実力店を見落としていたのに驚きですね。
また機会をみてリピートしたいですし、その際にはホルモン特製みそ焼きや焼き肉特製みそ焼きも食べてみたいですね。