東京餃子通信編集長の塚田です。
先日の大阪出張で十三にホテルを取りました。
駅周辺は飲み屋も充実しているし、餃子店もあるだろうと探してみると駅のすぐ近くの路地をちょっと入ったところに「餃子」の提灯が掲げられたお店を発見。
お店の前にはメニューが書かれた立て看板が立っていました。
店名の「なまらぴりか」から察するに、何らか北海道との関係がありそうなお店ですね。
まだ大阪餃子通信にも掲載されていない様子。
本家さんやOGZさんのレーダーにもかかっていなかった新規開拓店です。
店内は地元客と思われる皆さんで8割がた埋まっていました。
平日の浅めの時間だったのですが活気があります。
カウンター席に座り、瓶ビールを注文。
ビールは赤星を選択しました。
サービスで切干大根を出してくれました。
確認はしてないですが、おそらく無料のサービスだと思います。
切干大根でビールを飲みながら餃子の注文を検討。
「なまらぴりか」には、
- 餃子
- ぴりか餃子(大葉たっぷり)
- ニンニク餃子(強力パンチ)
- キャベツ餃子(野菜と生姜たっぷり)
- スープ餃子
の5種類の餃子があります。
ニンニク餃子以外はニンニク不使用。
この後、まだ人と会う予定があったのでニンニク餃子は避け、通常の餃子とぴりか餃子を選択しました。
餃子以外のメニューをチェックすると、やはり生ラムのジンギスカンやザンギなど北海道料理も用意されています。
店主さんが北海道の方のようですね。
おすすめメニューの中に、万願寺とうがらしの煮びたしを見つけたので、餃子の焼き上がりまでのつなぎのために注文。
横浜に住んでいると万願寺とうがらしを食べることは滅多にない、と言うかおそらく初めてだと思います。
多少は辛いのかと思ったら、全く辛くないんですね。
むしろ甘味があって美味しい。
注文から5分たったかどうかというタイミングで餃子の登場。
やや小ぶりの餃子が6個ずつ並んでいます。
手前が普通の餃子、奥が大葉入りのぴりか餃子です。
まずは普通の餃子から。
焼き加減はちょうど良い感じですね。
やや薄めの皮を使い真ん中包み。
この包み方は誰でもきれいな形の餃子が包めるのでおススメです。
小さめで薄めの皮の中に包まれているのは、意外にも肉比率が高めのしっかりした餡です。
味付けはやや甘めで、ニンニクは使われていませんが、香味野菜としてはニラが使われています。
白菜の食感も残っていて、手作りならではの餃子に仕上がっていました。
タレは調合済みなので、ラー油だけ少し足しました。
タレなしでもしっかりした味ですが、お好みでタレをつけても良いと思います。
続いて大葉入りのぴりか餃子。
皮は通常の餃子と同じようです。
薄皮なので大葉の緑色がはっきり見えますね。
ベースの餡はおそらく変わらないのですが、餡が大葉にくるまれています。
大葉の香りでとてもさわやかな印象に変わりますね。
普通の餃子よりも大葉入りの方が個人的には好きです。
ぴりか餃子もお好みでタレ付きで。
味が濃い目になると、お酒が進みますよね。
餃子居酒屋的にはこちらの食べ方の方がお勧めなのだと思います。
ふらっと町を歩いてこんな餃子居酒屋に出会えるなんて、関西の餃子店は層が厚いですよね。
タレコミ情報もありがたいですが、こんなセレンディピティが起こるのも餃子食べ歩きの醍醐味。
たまには事前情報なしの食べ歩きも行いたいと、改めて思いました。
餃子居酒屋 なまらぴりか (居酒屋 / 十三駅)
夜総合点★★★★★ 5.0