東京餃子通信編集長の塚田です。
浅草に集結したチーム「裏中華で飲ろうぜ」の一行は「菜苑」→「ぼたん」とハシゴをしてきました。
一軒あたりの滞在時間は30分~1時間程度と短かったため、ぼたんを出て時計を確認するとまだ21時過ぎ。
もう一軒ぐらいハシゴできそうだと判断し、遅くまで営業している町中華を探しました。
この日は飲食店が休業日が多い月曜日、かつ浅草の夜は早く終わるため、締めの店を探すのは意外と苦戦をしました。
最終的に、雷門通りを進み雷門を超えて田原町方面に進んだ先の路地を入ったところで「博雅」という雰囲気のある町中華を発見。
「博雅」というと八重洲駅前のタンメンのようなスープ餃子が餃界では有名ですね。
横浜にある博雅は日本で最初に焼売を販売したという話もあるらしいですね。
こちら浅草の博雅も負けず劣らぬ歴史のある店。
何と創業90年という歴史のある町中華のお店です。
最近になって娘さん夫婦がお店をついで代替わりをしたそうで、町中華定番メニューに居酒屋メニューが追加をされていました。
以前はもんじゃやきや鉄板焼きもやっていたようで、こあがりのテーブルには鉄板もが埋め込まれていました。
店内には先客の常連さん家族とフランスからと思われる観光客の家族がポケトークを使って国際交流。
観光地の町中華の新しい可能性を垣間見ることができました。
私はこの日3回目、他のメンバーは5回目の乾杯。
またまたホッピーを選択。
まずはお新香の盛り合わせ。
落ち着きますよね。
続いて台湾風の香辛料が香る腸詰。
ニンニクと豆板醤が添えられていて、好みで味を変化させます。
続いて焼売。
極薄で大きめの皮をつかい豚肉餡をたっぷり包んでいます。
餡はねっとりした感じでした。
更に皿ワンタンも注文。
こちらはつるっとするのど越しの良い皮で味付けも濃い目。
ワンタンでお酒飲むってのも町中華っぽいですよね。
そして博雅のイチオシっぽい油淋鶏的な揚げ鶏。
バリバリっとした食感と甘辛い感じの味付けが、更にお酒を進めます。
町中華の顔をしてますが、ものすごく飲ませ上手なラインナップです。
そして餃子もなかなかの実力派。
大きめで餡がたっぷり入った餃子が5つで一人前。
焼きにはあまり油を使わずにサクッと仕上げています。
焼き色は薄めですがヘルシーな感じでこういう焼き方もありかもしれないと思いました。
皮が厚いわけではないのですが弾力が強くとてもモチモチした食感です。
皮を伸ばしながらたっぷりと餡を包み込んでいます。
キャベツはやや大きめにカットしてザクザク食感を残しています。
野菜比率がたかいので、さっぱりした感じの仕上がりです。
餡がたっぷり入っていますがヘルシーな感じですね。
お酒に合わせるために醤油とラー油を多めに使い味をタレ濃い目にしてでアレンジしてみました。
今回の裏町中華で飲ろうぜツアーは、浅草で未踏だった町中華店を3軒はしごすることができました。
どの店も歴史があり地元の常連さんや観光客に愛されている素敵なお店でした。
浅草にはまだまだ未踏の町中華や餃子専門店があるので、ちょくちょく訪問しながら開拓を進めていきたいと思います。
博雅 (中華料理 / 浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ)、田原町駅)
夜総合点★★★★★ 5.0