東京餃子通信編集長の塚田です。
川崎で遅い時間で新規開拓できる店を探していたところ朝4時まで営業している店「チャ~ボン 多福楼」にたどり着きました。
お店の上には大きく「チャ~ボン」の看板が。
聞きなれない言葉ですが「チャ~ボン」が何なのかは、後程ご紹介します。
22時を少し回っていましたが、この店にとってはまだまだ序盤戦。
店内は多くのお客さんでにぎわっていますし、次々と新しいお客さんもやってきます。
入り口近くのテーブル席に座り、メニューをチェックする前にレモンサワーを注文。
レモンサワーを飲みながらメニューをチェック。
まずは店名にもなっている「チャ~ボン」の秘密から。
「チャ~ボン」というのは、中国福建省福清市の方言で「ごはんを食べる」という意味の言葉で「ちゃんぽん」の語源にもなっているそうです。
当店の店主の鄭(テイ)さんが福建省流のちゃんぽんを復活させたのが、こちら「多福楼」の「ちゃ~ぼん」ということの様です。
何種類か「ちゃ~ぼん」があったのですが、最も基本的な「ちゃ~ぼん」として紹介されていた「五目ちゃ~ぼん」を注文しました。
どんな料理が来るのか楽しみです。
餃子も当店こだわりのメニューの様で、ポスターで大きく紹介されています。
メニューの方では「鄭さん餃子」と店主の名前を掲げるほどの力の入り具合。
水餃子も選べましたが、写真にあった焼き餃子を選択しました。
しばらくして「五目ちゃ~ぼん」が登場。
薄い玉子焼きの上に五目あん掛け焼きそばが乗っているような感じの料理です。
五目あんには海老や豚肉、野菜などがたっぷり入っています。
卵で固める焼きそばでは横浜の「梅蘭」が有名ですが、それともちょっと異なる作り方。
五目あんの下には麺がたっぷりと隠れていて、かなり食べ応えがあります。
玉子焼きでくるむように食べてみました。
とろみのあるあんのお陰で後半まで冷めずに食べられるのも良いですね。
レモンサワーは「ちゃ~ぼん」で飲み切ってしまったのでドリンクをお替り。
レモン紹興酒ハイボールという、他では見たことのないドリンクメニューを見つけたのでオーダーしてみました。
紹興酒をソーダで割って飲むのは最近流行ってますよね。
グイグイ飲めるので私は好きな飲み方です。
続いて焼き餃子が登場。
油をあまり使わずに焼き上げるスタイルの様です。
焼き面はじゃっかんまだらに見えますが、実際にはしっかり焼かれています。
皮はやや薄めですが、小麦に加えてもち粉を使っているようでモチっとした弾力もあります。
ヒダも均等に刻まれ、一つ一つ丁寧に手包みされているのがわかりますね。
焼くときにお湯の代わりにスープを使うそうで、皮の外側からも風味をつけています。
これも贅沢なつくり方ですね。
餅っとした皮の中の餡は様々な野菜のコリコリ、ザクザクと変化のある食感が楽しめます。
皮と餡の食感のコントラストがとても良い感じです。
豚肉はほほ肉をお店で粗めに挽いているらしく、肉の食感もしっかりと残っています。
豚のほほ肉というのは、私は使ったことはなかったのですが比較的さっぱりしている部位の様ですね。
餡にはスープも練りこまれていてとてもジューシーです。
そのまま食べても美味しい餃子でしたが、テーブルに辛味噌が置いてあったのでこちらを試しに使ってみました。
辛味噌を溶いたお酢を餃子にたっぷりとつけていただきました。
辛いだけではなく旨味も増すので、これはオススメ。
途中で味変的に使ってみるのも良いと思います。
店主の鄭さんオススメの五目ちゃ~ぼんと焼き餃子はどちらも美味しくボリューム満点でした。誕生日の月に予約をすると歳の数だけ餃子がプレゼントされるという驚きのキャンペーン企画もあるそうなので、お誕生月の方は是非予約してみてください。
チャ~ボン 多福楼 川崎店 (居酒屋 / 京急川崎駅、川崎駅、八丁畷駅)
夜総合点★★★★★ 5.0