東京餃子通信編集長の塚田です。
早稲田大学の近くで餃子居酒屋を見つけたのでふらっと立ち寄ってみました。
大学からは早稲田通りを高田馬場の方に歩いて馬場口交差点のちょっと手前。
こちら「餃子酒場 たっちゃん」は、北九州の小倉を中心に数店舗展開する餃子居酒屋で、2017年8月に東京へ進出してきたそうです。
東京進出は結構前だったんですね。
暖簾にも福岡小倉と書かれています。
ご当地餃子で有名な八幡もそうなのですが、かつての八幡市や小倉市は、市町村合併で現在は北九州市に統合されていますが、地元の方にとっては北九州ではなく福岡の小倉であり、八幡であるという意識が強いのかもしれないですね。
右手の持ち帰りコーナーの奥には餃子革命らしき姿が見えます。
機械で包んでいますが、お店で包みたてのものが食べられるようです。
生餃子の販売も行っていました。
店内はテーブル席とカウンター席。
テーブル席では学生らしきグループがワイワイと。
私のようなおひとり様はカウンターに案内されます。
平日は25時まで、金曜日、土曜日は28時まで営業しているとのこと。
更には土日祝日は昼の12時から飲めて早割まで用意されています。
ビールは240円、餃子はなんと140円!
千ベロどころの話ではないですね。
流石学生街の居酒屋。
餃子は、
- 焼餃子7個
- 肉汁餃子4個
- 汁(スープ)餃子5個
の3種類。
この他、ひな鶏の半身揚げが当店の推しの料理の様です。
「カンブリア宮殿」で料理紹介するというのは、どんなシチュエーションだったのでしょうね。
気になりはしたのですが、この日は2軒目ということで断念しました。
ドリンクは特製と書かれた檸檬フィズを注文。
フィズって何なのかを調べると、要するにリキュールに甘味と酸味を足してソーダで割ったドリンクのことを表すらしい。
つまりは檸檬フィズというのは、レモンサワーということなのでしょうか。
餃子が焼き上がりまでの間はピリ辛もやしをつまみながら待ちます。
程なくして焼き餃子が登場。
小ぶりな餃子が7個一列に整列しています。
底面を焼かずにヒダの裏側、腹の部分を焼いています。
底面を広く取りカリッと焼きたいときには使えるテクニックです。
皮は薄めで餡も少し透けて見えます。
キャベツは粗めに切られていてザクザクっと食感と甘みがそのまま活かされています。
ニンニクやニラは使われていないので風味は抑えめ。
食感重視でタレを使って好みの味に仕上げるタイプの餃子です。
ちゃんと餃子の食べ方も常連編ということで紹介されていました。
味噌ダレを使うという九州では珍しい食べ方です。
またこの味噌が濃厚。
醤油も九州醤油で甘め。
お酢の比率も低いため、かなり濃いめのタレになりました。
が、これがお店が指定する常連向けの配合。
餃子にタレをしっかりつけてパクっと。
確かにこの餃子は酒のつまみにするのであれば、これくらい濃い味にしちゃっても良いのかもしれません。
ベースがさっぱりしているのでタレとの相性が良いですね。
サイズが小さめなので7個の餃子はあっという間に胃袋の中に消えていきました。
パクパク食べてのもたれない、お酒の色んなシチュエーションで活かせる優秀な餃子でした。
学生でも気軽に来られるリーズナブルな価格設定で人気は出そうなお店なので、都内でも店舗が増えていくような気がします。
餃子酒場 たっちゃん 西早稲田店 (餃子 / 面影橋駅、西早稲田駅、学習院下駅)
夜総合点★★★★★ 5.0