東京餃子通信編集長の塚田です。
前回に引き続き、大阪の福島周辺から餃子情報をお届けします。
マルカミ餃子からの帰り道、お腹に多少の余裕があったのでもう一軒立ち寄っていこうと駅周辺を散策していると「泡ギョーザ」なるのれんを発見しました。
のれんに小さく書かれた「FUNHOLiC(ファンホリック)」というのが店名の様です。
「新感覚!泡で食べる肉汁餃子」というインパクトのあるキャッチコピーですね。
餃子の上に泡が乗っているイラストからすると「シャンパンと楽しむギョーザ」といいうわけではなさそうですね。
カウンター席に座りドリンクを注文。
クラフトビールを推していたので、先日成城学園前のギョーザブラザーズで出会った496をオーダー。
ホップの苦みと香りがしっかり効いたIPAの様で、ラガーの様なすっきりとした飲み口で、餃子にとても良く合うビールです。
最近知ったのですが、496を醸造しているSVB社はキリンビールの社内ベンチャーらしいですね。
餃子は色々と種類があり目移りしてしまいます。
従来の餃子の食べ方にとらわれないアイデアが良いですね。
人気No.2の肉巻きギョーザやNo.3のニラ玉チーズ餃子は特に気になりました。
が、「泡」にひかれて入店したことを思い出し、初心に帰り泡で食べる「肉餃子」を注文しました。
メニューの写真では餃子に泡状の何かが添えられて出てくるようです。
泡餃子が出てくるまでの間は枝豆でつなぎます。
こちらはカウンターに置いてあったオリジナルの取り皿です。
のれんにあったお店のロゴがプリントされています。
注文してから5分ほどで肉餃子が焼きあがりました。
お皿の上には餃子6個、泡、そして粉のようなものが添えられています。
この泡は餃子のタレを泡状にしたもの。
舐めると醤油の味がします。
そしてこちらは何とラー油。
ピリッとした辛さを感じます。
焼き色はしっかりとついています。
サイズは関東だと一般的な大きさ。
関西だと少し大きめなのかもしれません。
餃子は機械包み。
もしかすると餃子自体は既製品なのかもしれません。
餡の味付けは比較的濃い目です。
泡ダレと粉ラー油をつけて食べてみました。
タレがフワッとしているのは不思議な感覚。
粉ラー油は上手につければ泡にまぶすことができます。
液状のラー油だと泡ダレが活かせないのかもしれないですね。
泡ダレだと焼き面にたっぷりつけても焼き面のパリパリ感が損なわれないのは面白いです。
このまま焼き面を下にして食べると、泡ダレの味とふんわりとした食感のあとにパリッとした焼き面の食感が感じられます。
これは従来のタレではなかった感覚。
面白いですね。
タレにここまでこだわるのであれば、このタレが活かせる餃子の開発も頑張ってほしいですね。
泡ギョーザは、見た目のインパクトもありますし、焼き面の食感を際立たせる効果もありそうなので、もしかすると今後はやるかもしれないですね。
泡ギョーザ ファンホリック (餃子 / 福島駅、新福島駅、中之島駅)
夜総合点★★★★★ 5.0