東京餃子通信編集長の塚田です。
前回に引き続き和歌山からの餃子レポートです。
昼間の仕事を終わらせ、更に軽めの会食が済んだ後にようやくフリータイム。
ホテルに荷物を置いて餃子を求め一人で街に繰り出しました。
まず向かったのはJR和歌山駅東口から徒歩1~2分の「餃子日和」。
前々から知人よりタレコミ情報をもらっていたお店です。
階段を上って2階の店舗へ。
店内はテーブル席が2テーブルとカウンターという小ぢんまりとした作り。
若い女性2名がお店を切り盛りしていました。
ほぼ満席だたのですが、カウンターのお客さんに少し詰めてもらい端の席を一つ開けてもらい無事入店。
餃子の種類は結構あります。
野菜系の元祖餃子に黒豚餃子、鶏肉餃子にしそ餃子、エビ餃子、水餃子と定番系が多いですがどれも気になります。
カウンターには様々なタレの元があり、餃子に合わせて色々と試せるようになっていました。
店主さんの親戚が湯浅醤油という有名な醤油会社らしく、そこの醤油を使っているそうです。
そして餃子は揚げ餃子にすることもできるとのこと。
オススメの食べ方まで示されています。
悩みましたが、この後にもう一店舗一人ではしごをすることを考え、2皿を選択。
当店の看板餃子とされる元祖餃子ととり餃子の揚げを注文しました。
ドリンクもせっかく和歌山に来たので梅酒にしようと思ってメニューを探ると、シークワーサー梅酒なるものを発見。
こちらをオススメ通りにソーダ割りで注文しました。
甘さ控えめの梅酒にシークワーサーの酸味が効いていてとても爽やかな飲み口のお酒です。
ソーダ割りでグビグビ飲むのが良さそうです。
餃子は先にとり餃子の揚げが完成。
木製の皿に乗っているのですが、揚げ餃子自体が茶色っぽくなるので見栄えはイマイチ。
白とか黒のお皿の方が美味しそうに見えるのではないでしょうか。
皮は一般的な厚さのもので、餡をたっぷりと包み込んでいます。
ヒダの圧着部分は狭いですが、しっかりと止めてあるので揚げても口があまり開いていません。
これは上手な包み方ですね。
皮の中には鶏肉餡が目一杯詰められています。
ジューシーですが脂っぽいしつこさはありません。
この鶏肉餡は揚げ餃子に向いていると思います。
唐揚げにマヨネーズが合うのと同様に、鶏肉の揚げ餃子とマヨネーズの相性は抜群です。
続いて元祖餃子が焼き上がりました。
こちらは一人前6個。
油はあまり多く使わずにさっくりと焼き上げています。
焼き面からも少し餡が透けて見えますが、かなりの薄皮です。
ひだは深めに刻まれています。
中の緑色の野菜餡が透けて見えるほどの薄皮。
さきほどの揚げ餃子とは皮の厚さを変えているようです。
意外と言っては失礼ですが、餃子づくりへのかなり細かいこだわりがある様です。
餡は細かく刻まれたキャベツが中心。
肉1に対して野菜2の比率らしいですが、もっと野菜比率が高く感じるあっさり系の餃子。
キャベツは思いっきり水分は絞られています。
ニラが少々、ニンニクは比較的強めに効いています。
昔ながらの町中華の餃子というような味わいで、初めて食べたのに懐かしさを感じました。
酢醤油、ラー油のオーソドックスなタレで味を調整して食べるのをオススメします。
酒のつまみにも、ご飯のおかずにもどちらでも活躍できそうなオールマイティな餃子です。
遅めの時間だったのですが、私が餃子を食べている間にも電話での予約や直接来店されるお客さんも多数。
和歌山には貴重な餃子専門店なので、次回和歌山に行く際にも再訪をしたいと思います。
今回は定番系のタレしか試せなかったので、次回こそは「餃子日和」が推奨するタレを変えながら餃子を楽しむスタイルにも挑戦したいと思います。