東京餃子通信編集長の塚田です。
メシコレのキュレーター仲間だったほねつきかるべさんから、恵比寿のガーデンプレイス近くに餃子の美味しい中華料理店があるというタレコミ情報を頂きました。
この辺りには「えびすの安兵衛」、「歩兵」、「ちょろり」といった餃子の人気店が集積している恵比寿の中でも餃子激戦地区です。
今回訪問したのは「チャイニーズダイニング方哉」。
これで「まさや」と読みます。
2016年7年に創業した「チャイニーズダイニング方哉」は、素材と無化調にこだわった優しい味つけで人気のお店とのこと。
この日は大雨だったこともありお客さんの入りは半分ぐらいでしたが、普段は満席になることが多いので予約をしておいた方が無難なようです。
写真を撮り忘れてしまいましたが、ビールで乾杯。
その後、紹興酒を頂きました。
お通しには手羽先の唐揚げ。
タレがかかっていてちょっと食べるのが難しかったですが、味付けは抜群。
前菜によだれ鶏を注文。
蒸し鶏の上から旨辛な麻辣ダレとニラ、干しエビなどがかかっていて非常に美味しい。
よだれ鶏は、前菜でも活躍してもらいますが、後でもう一仕事してもらいます。
そして焼き餃子は豚肉の餃子とラム肉の餃子と2種類がありました。
レモンと胡椒が添えられて出てきます。
酢胡椒ならぬレモン胡椒。
大きな皮を使い、餡もたっぷり詰め込んでいます。
焼き色はやや薄めです。
鍋との接面のみ焼き色がついているところから、油はあまり使っていないのがわかります。
ヘルシーな中華料理を目指しているとのことなので、油の量も気を付けているのかもしれません。
オススメに従いレモンを絞り、その上から胡椒をパラパラと。
酢胡椒の経験から胡椒は多めにかけてみました。
中厚ですがしっかりとした弾力のある皮です。
ひだは均等に丁寧につけられています。
豚肉はかなり粗めのみじん切り。
肉と野菜のバランスがよく、肉の食感とジューシーさが両方感じられます。
続いてラム肉の焼き餃子。
こちらも薄焼気味。
水餃子の様な包み方。
底面を取らずに二つ折りに近い包み方です。
このため焼き色もあまり強くはつけていません。
このラム肉の焼き餃子は、口の中に入れると羊肉の旨味と香りがフワッと広がります。
羊肉好きにはたまらない風味です。
この餡の強さだと、皮もパリッとした軽い食感よりもモチモチかを重視して若干香ばしいぐらいの焼き加減が丁度良いのかもしれませんね。
ラストは前菜のよだれ鶏に再登板いただきます。
残ったタレを焼き餃子にさっとかけていただきます。
別に水餃子に麻辣ダレをかけた「麻辣パクチー餃子」というメニューもあるのですが、焼き餃子でも試してみました。
最近、四川料理の店などで、この食べ方が流行ってるんですよね。
豚肉の餃子とラム肉の餃子と両方とも試してみましたが、私的にはラム肉の餃子の方が麻辣ダレに合うような気がしました。
肉餡の強さにピリ辛なタレが加わり相乗効果が産まれているのだと思います。
今回は餃子中心でしたが、小籠包や、土鍋料理、炒飯、ラムパクチー焼きそばなどなど、気になるメニューがたくさんありました。
コースも3500円からと、恵比寿でこの雰囲気、この味のお店としてはかなりリーズナブルな価格設定だったので、また改めて色々な料理を楽しみに再訪したいと思います。
チャイニーズダイニング方哉 (中華料理 / 恵比寿駅、広尾駅)
夜総合点★★★★★ 5.0