東京餃子通信編集長の塚田です。
前回に引き続き高崎から「絶メシ」餃子のレポートです。
2軒目に訪問するのは町中華の「南南」。
事前の絶メシリストでの予習によると、町中華最高峰の味で、眼鏡チェーン店のJINSの創業者の田中さんも学生時代からの常連なんだとか。
関越自動車の高崎インターの近く。
ちょっと電車で来るのは厳しい場所ですね。
黄色い壁が印象的な店構えです。
隣には前橋育英高校のサッカー部の専用グラウンドがありました。
ぱっと見はプロチームの練習場の様ですね。
学校は前橋にあるのに、練習場は高崎にあるのはちょっと不思議な感じです。
「南南」の店内に入ると、小上がりとカウンターという作りなのですが、お店の真ん中に広いスペースが。
テーブルをいくつも置けそうですが、地方ならではの贅沢なスペースの使い方です。
今回も餃子の食べ歩きだという事情をお伝えして餃子のみの注文。
絶メシリストで見たばら肉うま煮も美味しそうだったのですが、今回は我慢、我慢。
しばらくするとぷっくりとした形の餃子が5個が一皿に盛られて運ばれてきました。
レモンが添えられてきたので、店員さんに使い方を尋ねると「お好みでお使いください」と特に決まった使い方はない様子。
まずは焼き色のチェック。
ちょうど良い感じに仕上がっていますね。
焼き面も広めにとってあります。
そしてヒダの細かさに驚きます。
1、2、3、4、、、、軽く10個以上ついています。
これは美しいですね。
皮も自家製の様子でモチモチっとした弾力が感じられます。
モチモチ皮の中には餡が目一杯の餡が包み込まれていました。
伸びる皮とヒダの細かさのなせるわざ。
豚肉と野菜の比率はおそらく3:7ぐらいでバランスがとても良いです。
キャベツやネギといった野菜は粗く刻まれていてザクザクとした食感とみずみずしさが残っています。
餡の味付けは生姜の風味が印象的。
そのまま食べて十分に美味しい餃子ですが添えられていたレモンも活用。
まずはレモン汁をさっとかけていただきました。
生姜の香りにレモンの香りが加わり、とても爽やかな印象の餃子になりました。
更に味に辛味を追加するためにブラックペッパーを投入。
珉珉の酢コショウならぬ、レモンコショウ餃子。
ブラックペッパーは、たっぷり入れるのがポイントです。
レモンコショウを餃子にたっぷりつけていただきます。
これは旨い!!
コショウの刺激によって食欲がさらにそそられる感じです。
午前中だというのにビールが飲みたくなってきました。
地方都市の郊外でこんなレベルの高い餃子に出会えるとは感激。
近くにこんな店があったら、JINSの創業者じゃなくても通っちゃいますよね。
ばら肉うま煮を宿題に残してしまったので、また来ることになりそうです。
「南南」のご主人の創業までのお話やJINS田中さんとのご関係などについては「絶メシリスト」の「南南」の記事をご覧ください。