東京餃子通信編集長の塚田です。
11月22日にリニューアルオープンした渋谷パルコの地下飲食店街「カオスキッチン」がなんだかすごいらしいの訪問してきました。
餃子専門であれ媒体の編集長と名乗る上である程度話題になっているものには触れておきたいですからね。
ニュースでは昆虫食だったり新宿二丁目的なお店だったりが話題のカオスキッチン。
出展店舗の一覧を見る限り中華料理店は無さそうだったので、餃子に関しては期待をせずに地下を散策していると、、、
何と、
飲茶 × フレンチ = 楽しい
と書かれた立て看板を発見。
代官山の人気のビストロ「Ata」が手掛ける新業態のオーブン料理専門店「Ata's」(アタズ)です。
フレンチをベースとした飲茶というのは初めて聞くコンセプト。
餃子も出している様子だったので入ってみることにしました。
店内はカウンター席と奥の方にはテーブル席もあります。
カオスキッチンの中にある店舗の中では比較的大きめのお店だと思われます。
私はお一人様だったのでカウンターの端に座らせてもらいました。
厨房も見えるしシェフともお話できる特等席です。
代官山のAtasは、魚料理を得意とした本格派のビストロとのこと。
パルコ店に進出するにあたり、本店の方ではやっていない新しいことにどんどん取り組んでいこうということで、フレンチ飲茶という新しいコンセプトにチャレンジしているそうです。
水餃子は3種類あって、一個から注文可能。
- エビカレー
- 豚・胡瓜・セロリ
- 羊ひき肉トマト・パクチー
と餃子の具材もちょっと変わっています。
ビールはカーブドッチワイナリーが作るクラフトビール、カーブドッチゴールド。
ホップの苦みと爽やかな香りが特徴のビールです。
餃子3種の他に野菜も食べてみたかったのでローストカリフラワーとベーコンエッグを注文してみました。
オーブンで焼かれた大きなカリフラワーの上にベーコンエッグが乗っています。
茹でたカリフラワーに比べるとローストされたカリフラワーは甘みが凝縮されている感じがします。
食感もホクホクとしていて気に入りました。
ベーコンの適度な塩加減で十分美味しく仕上がっています。
もう一品、魚料理が得意という事だったのでメジマグロとサラミのタルタルを注文しました。
うずら卵の黄身とぐちゃぐちゃに混ぜてバケットに乗せていただきました。
酒のつまみにちょうど良い感じです。
そしてお待ちかねの水餃子。
それぞれの水餃子は個別に器に盛られて運ばれてきました。
雰囲気的には按田餃子に近いものを感じました。
多少は意識されているのかもしれませんね。
手前がエビカレー餃子、右上が豚・胡瓜・セロリ餃子、左上が羊ひき肉トマト・パクチー餃子です。
まずはエビカレー餃子から。
お皿の縁の処に薬味としてブラチャンがついてきます。
ブラチャンはマレーシアの調味料で、オキアミのような小さな海老をつぶして発酵させペースト状にしたもの。
現地ではかなりポピュラーな調味料の様です。
皮はやや厚めですが一般的な皮を使い帽子型に包まれていました。
カレー風味と海老の甘みが感じられる特徴的な餡で美味しかったです。
続いて豚・胡瓜・セロリ餃子。
胡瓜を使う餃子は珍しいですよね。
按田餃子で鶏肉と香菜と胡瓜の餃子を食べたことがありますが、それぐらい。
さっぱりとしていて水餃子には意外と合う食材です。
中国では胡瓜を使うのも珍しいことでは無いようです。
ラストは羊ひき肉トマト・パクチー餃子。
ラムの香りとパクチーの香りが口の中にブワッと広がります。
ラムとパクチーの組み合わせは相性抜群ですね。
さらに、これにトマトの酸味が加わって良いアクセントになってます。
どの餃子も下味がしっかりとついているためそのまま食べるのがオススメです。
水餃子もお店自体もまだまだ今後の進化が期待でいる、楽しみなお店ですね。
カオスキッチンに出店している他のお店も魅力的なところが多かったので、是非足を運んでみてください。
Ata’s (ビストロ / 渋谷駅、神泉駅、明治神宮前駅)
夜総合点★★★★★ 5.0