東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、京都訪問時に新店開拓をしてきました。
地下鉄丸太町駅から10分ほど歩いたところにある「京都 夷川餃子 なかじま」。
地元民じゃないと迷うかもしれない、ちょっと難い場所にあります。
今年の2月にできて、インスタ等のSNSで話題の新店です。
入り口わきには大きな餃子のオブジェがお出迎え。
入口にはお持ち帰りメニューが出てます。
私の経験則的にお持ち帰りを積極的にやっている店はあたりの可能性は高いです。
ほぼ開店と同時にお店に入ったのですが、あっという間に満席。
しかも客の大半が若い女性客。
店の外観は大衆酒場風なのに、何が若い女性に受けてるのでしょうか?
その秘密がこれ。
芸能人の名前が記されたコップ。
こちらにドリンクを注いだ写真と餃子の写真がインスタにアップされ注目を集めているそうです。
特にバイス酎ハイが人気。
ピンク色のドリンクがカウンターの水色をバックにすると、よりインスタ映えするそうです。
店員さんに聞くと特に広告等頑張っているわけではなく、SNSで話題になって人が集まっているとのこと。
焼き餃子はフレンチ(ニンニクなし)とディープ(ニンニクあり)の二種類。
パクチーが乗った茹で餃子もあったので、一通り注文しました。
餃子以外のメニューも色々とあったのですが、この日は数軒のハシゴをもくろんでいたので軽めに済ませることに。
というわけで、餃子が焼きあがるまでは胡瓜の浅漬けでつなぐことにしました。
酢味噌をちょっとつけていただきました。
餃子の調理中に調味料をチェック。
スはお酢、シは醤油、ラはラー油。
クはというと、、、
黒酢でした。
まず最初に茹で餃子が登場。
パクチーが添えられています。
皮は薄めですがダレた感じはありません。
パクチーと一緒に頂きました。
キャベツのザクザク食感が感じられ、豚肉の旨味もしっかりしています。
野菜も豚肉も京都の食材にこだわっているそうです。
シンプルですがバランスも良く、レベルの高い餃子です。
水餃子は黒酢で食べてみました。
辛味はラー油は使わずにカイエンペッパーを使いました。
続いて焼き餃子のフレンチ版。
焼き加減は完璧です。
一切ムラもなく焼き色もちょうど良い。
焼き色を見るだけでビールを一杯飲めそう。
かなり薄めの皮を使っています。
ひだの少ない独特な包み方ですね。
パリッと焼き上げられた皮の中にはキャベツの甘みと豚肉の旨味がしっかりと閉じ込められています。
変な脂っこさがなく、豚肉の赤身肉の美味しさを活かされていています。
かといって薄味ではなく、餡にはしっかりとした味がついています。
ものすごくバランスの良い餃子ですね。
余計な味付けは不要だと判断し、お酢に辛味はカラシを使ってさっぱりといただくことにしました。
続いてディープ餃子。
こちらも素晴らしい焼き加減。
ベースの餡は同じようですが、ニンニクが効いていてパンチのある風味になっています。
ディープ餃子は、あえて更に濃い味にするため酢醤油とラー油というオーソドックスなタレで食べてみました。
ラー油も食べるラー油っぽい旨味の強いラー油が用意されています。
たっぷりとラー油を絡ませて食べるとニンニクとの相乗効果でライスが食べたくなります。
ハシゴをするのでなければライスを頼んで締めても良かったかも。
最後は飲み終わったグラスでカーテンコール。
私の世代的には良いメンバーがそろいました。
芸能人の名前入りのグラスで奇をてらっている感じも受けましたが、餃子自体はよく考えられて丁寧に作られたレベルの高い餃子でした。
他のメニューに手を出せなかったので、次回はゆっくりと楽しみたいですね。
京都 夷川餃子 なかじま (餃子 / 丸太町駅(京都市営)、二条城前駅、烏丸御池駅)
夜総合点★★★★★ 5.0