東京餃子通信編集長の塚田です。
趣味のランニングの練習のために、よく代々木公園に行くことがあります。
練習後にはお腹が減るので近くで夕飯を食べて帰るのですが、最近お気に入りなのがこちらのお店です。
「餃子の福包」ではなく、その上にある「天宝」という中華料理店。
福包も安くて便利なお店ではあるのですが、それ以上に「天宝」には大きな魅力があります。
それは、毎週水曜日の点心半額デー。
餃子や春巻き、小籠包など、点心メニューがすべて半額なのです。
階段を上がっていくと手前に居酒屋があり、奥に「天宝」の入り口があります。
店内は明るく清潔感があります。
テーブル席が5卓あり予約をすれば団体でも対応できそう。
更に、カウンター席もあるのでお一人様でも気兼ねなく入れます。
メニューの最初のページには、天宝の食材へのこだわりが記されています。
全国から厳選した素材を取りそろえ、麺や餃子の皮などは自家製。
最初は半額にひかれてやってきましたが、それ以外の魅力もたっぷり。
ビールがエビスビールってのも、店主さんのこだわりの一旦を感じさせますよね。
半額になっている点心類を中心にオーダーをしていくのが常なのですが、快くオーダーをいれてくれます。
まずは「ほたて焼売」。
1人前は4個入りです。
たっぷりのお肉にタマネギの甘味。
そしてホタテの旨味と香りが良いアクセントになっています。
結構な量のホタテを使った贅沢な焼売です。
通常価格は560円ですが、なんと半額で280円。
続いて焼餃子。
大きめの餃子が5個入りです。
これも通常価格500円が250円。
焼きムラは少しありますが、焼き加減としては丁度良い感じです。
自家製の皮は大判でやや薄めに仕上げています。
皮は薄めなのですが、モチモチした弾力が感じられます。
パリッとした焼き面とモチっとした皮の両方の食感が楽しめる良質な皮です。
皮も自家製にこだわるのは伊達ではありません。
餡もたっぷり詰まっていてかなりジューシー。
そして野菜のザクザクとした食感も残してあります。
下味もしっかりしているのですが、同時に豚肉の旨味や野菜の甘味を感じられるバランスの良い餃子です。
味付けに関しては、餃子単体で完成しているので酢コショウでさっぱりと食べるのがオススメです。
こちらの餃子は揚げ餃子も注文可能。
カリッと揚げた餃子の上から塩を軽く振ってあります。
皮がつよいので揚げるとちょっと固く感じますが、ビールのお供には超オススメ。
焼餃子よりも、更に熱々なので食べるときには肉汁に注意しましょう。
私的には酢コショウもしくはお酢のみがお気に入りの食べ方です。
そして天宝に来たら締めに忘れてはならないのが「特丼」。
登山家の三浦雄一郎さんが「特丼」の大ファンらしく「ベスト3」に掲げるほど。
タマネギ、ピーマン、豚肉、玉子を醤油味でピリ辛に炒めたものがご飯の上にどっさりと盛られています。
タマネギは淡路島産のものを使っていそうで甘味を強く感じます。
豚肉とタマネギの組み合わせで疲労回復効果もバッチリ。
これはランニング練習後の食事に最適です。
いつも半額メニューばかりオーダーしているので、まだ食べたことがないのですが「土鍋餃子」なる気になるメニューもあります。
水曜日以外に来た時にオーダーしてみたいと思います。
今回は紹介しませんでしたが、餃子と焼売以外の点心類(小籠包、春巻き、ワンタン)も非常にレベルが高いので是非オーダーしてみてください。