東京餃子通信編集長の塚田です。
今年の年初に神田明神に初詣に来た際に、気になる餃子店を発見しました。
初詣の時期は参道には人がごった返していて、お店も大混雑だったので2月に入ってから改めて訪問してみました。
参道の大鳥居をくぐってすぐ左の所にあるしゃれた雰囲気のお店が水餃子専門店「LIU'S gyoza(劉さんの水餃子)」です。
大連出身の劉さんが小麦や醤油、塩など厳選した日本の食材をつかった、こだわりの手作り水餃子のお店です。
水餃子専門店はまだまだ少ないので興味深いですね。
VOGUE JAPANに掲載されたことが有るらしいです。
グルメ雑誌じゃなくてVOGUEってのも興味深い。
VOGUEの記事によると、表参道にあった中国料理店の水餃子専門店として神田明神に移転してきたとのことです。
店内はかなり狭くて10席ほど。
落ち着いた雰囲気で、壁に掲げられたロゴマークもかわいらしい。
テーブル席には紙のランチョンマットにお箸やスプーン、お手拭きがセットされてます。
高級感がありますよね。
ランチタイムはお得なセットメニューが注文できます。
一番お手頃価格のAセットを注文しました。
本日の餃子は豚肉と海老の水餃子でした。
ランチタイムでもアラカルトでいろいろな餃子を楽しむことができます。
大連出身の劉さんならではの、日本の餃子では珍しい食材を使った餃子が色々とありました。
金目鯛とかウニとか気になりますね。
高級食材なので、お値段もなかなかしますが一度は食べてみたい。
食事が出てくる前に山椒が用意されます。
こちらは焼売に振りかけて食べるのだとか。
とっても良い香り。
続いて黒酢もセット。
こちらは餃子用。
続いて人参のピクルス。
人参の甘さと酸味が良い感じ。
メインディッシュの一品目、海老焼売が蒸籠で運ばれてきました。
お店のおススメにしたがって山椒を少々。
豚肉と海老のすり身がベースで、椎茸が足されています。
これらの旨味が凝縮されていて、小さいのに存在感抜群。
山椒の香りが良いコントラストになっています。
続いてメインディッシュの水餃子。
やや小さめの水餃子が5個。
見ただけで皮が美味しいのがわかります。
モチモチッとした食感とつるっとしたのど越し。
小麦自体の甘みも感じられる皮です。
やっぱり水餃子は皮が主役。
麺類なんだという事を再認識。
餡は、豚肉と海老、キャベツ、ネギ、生姜。
ニンニクは使われていません。
キャベツは細かくカットされ、海老本来の甘みと豚肉のコクを活かした優しい味付けです。
皮の美味しさを引き立てる上品でバランスの良い餡です。
黒酢の香りと皮の相性も抜群で、よりおいしく感じられます。
水餃子の餃子の皮は冷めてくると固くなりやすいので、熱いうちにパクパクたべるのが正義です。
ライスもついてきたのですが途中で食べるタイミングを逸して、最後に人参ピクルスとライスで締める形になりました。
今回はランチセットの水餃子という事で一種類の餃子しか食べられませんでしたが、劉さんの餃子へのこだわりは十分に感じ取ることができました。
改めてディナータイムに訪問して、金目鯛やウニ、イカなどの大連式の海鮮水餃子を食べたいですね。
LIU'S gyoza (餃子 / 御茶ノ水駅、末広町駅、新御茶ノ水駅)
夜総合点★★★★★ 5.0